September 13, 2009
やれやれ。城島マスクでの3連敗の後、ロブ・ジョンソンが連敗を止めた。
9回裏に無死1、2塁で大雨。テキサスが明日のダブルヘッダーと5点差を考えて、無死1,2塁を諦めてくれて、9回裏コールド。
これでモローは2009シーズン先発初勝利。やはり捕手はロブ・ジョンソンだ。
ただでさえ勝率の悪いアウェーのテキサス戦。
モローのノーコン。
酷い雨。
最後は打たれまくるメッセンジャー。
9回裏ジャック・ウィルソンのダブル・プレーにできるゴロのエラー。
無死1、2塁。
大雨で長々と試合中断。
これだけ悪い条件が重なっていて、よく強打のテキサスを3点に抑えて勝てたものだ。
とてもとても2ヶ月もマイナーで調整してきたとは思えないモローのコントロールの酷さ。
だが、それでもロブ・ジョンソンはなんとか2シームなどの変化球を交えて誤魔化し誤魔化し5イニングを投げさせて、モローに今シーズンの初勝利をつけた。
今シーズンのモローの全登板
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
育成下手のクセにシアトルがいまだに使い続けようと画策するモローをどう安定させられるか。もう何度調整させていることか。簡単な話ではない。
持ち前の速球に、スピードを大きく変化させる意味で、チェンジアップやカーブを混ぜ、緩急を大きくつける速球投手もいるわけだが、モローにしてみれば、普段力をこめまくった腕の振りで速球ばかり投げていて、急に腕の振りを遅くするのは、器用さの無いモローにしてみれば、それは最も苦手なことかもしれない。
もしそうだとすれば、今後のモローに活路があるとすれば、2シームやカットボール、つまりストレートに近い腕の振りで投げられる変化球で、わずかに球道をずらして打者に打ち損じさせることに専念したほうが、彼のためになるかもしれない。
そういう意味では4回5回の2シームだけは通用した今日のゲームはモローの今後の活路に多少なりとも光が見えた部分もないわけではない。
ひとつだけ不思議に思ったこともある。
中盤のホームランのビデオ判定(結果は二塁打に変更)で一時ゲームが中断したときに、判定を待つ間、モローは肩が冷えないようにピッチング練習をしていたわけだが、その後のモローのピッチングは、ほんの少し安定していたように見えたことだ。
モローは、今日のように味方の攻撃時間が長いとカラダが冷えてしまうような代謝の悪さでも体質的にあるのか、すぐに弱気になるメンタル面の問題があるか、もしくはブルペンでの投球数が少なすぎるか。
ブルペンでもう少し投げさせてウオームアップに工夫したほうがいいのかもしれない。なにか解決策は無くもないような感じに見えた。
一方で、2イニング投げたロウが、8月1日を思わせるロブ・ジョンソンとの相性の良さをみせ、非常に良い出来だった。
ビジターのテキサス戦というのは、マリナーズにとって鬼門のカードで、ほとんど勝てていないシチュエーションなわけだが、8月1日にも、ロウが非常にいいピッチングをして、ビジターのテキサス戦の今シーズン初勝利を手にしている。
ロウにとって、たいへんにゲンのいい球場、ということになった。
また、ロウとロブ・ジョンソンの呼吸がいい。
マイナー時代からお互いによく知っている仲だから、当然ではあるが、三振をとりにいく球のチョイスがピタリとはまる、その「スポンとはまる感じ」が、バッテリーにはとても重要だ。
だから三振をとった瞬間にロブ・ジョンソンが立ち上がってサードに送球するまでのリズムが、なんともすんなりとはまって見える。
2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。
9回裏に無死1、2塁で大雨。テキサスが明日のダブルヘッダーと5点差を考えて、無死1,2塁を諦めてくれて、9回裏コールド。
これでモローは2009シーズン先発初勝利。やはり捕手はロブ・ジョンソンだ。
ただでさえ勝率の悪いアウェーのテキサス戦。
モローのノーコン。
酷い雨。
最後は打たれまくるメッセンジャー。
9回裏ジャック・ウィルソンのダブル・プレーにできるゴロのエラー。
無死1、2塁。
大雨で長々と試合中断。
これだけ悪い条件が重なっていて、よく強打のテキサスを3点に抑えて勝てたものだ。
とてもとても2ヶ月もマイナーで調整してきたとは思えないモローのコントロールの酷さ。
だが、それでもロブ・ジョンソンはなんとか2シームなどの変化球を交えて誤魔化し誤魔化し5イニングを投げさせて、モローに今シーズンの初勝利をつけた。
今シーズンのモローの全登板
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
育成下手のクセにシアトルがいまだに使い続けようと画策するモローをどう安定させられるか。もう何度調整させていることか。簡単な話ではない。
持ち前の速球に、スピードを大きく変化させる意味で、チェンジアップやカーブを混ぜ、緩急を大きくつける速球投手もいるわけだが、モローにしてみれば、普段力をこめまくった腕の振りで速球ばかり投げていて、急に腕の振りを遅くするのは、器用さの無いモローにしてみれば、それは最も苦手なことかもしれない。
もしそうだとすれば、今後のモローに活路があるとすれば、2シームやカットボール、つまりストレートに近い腕の振りで投げられる変化球で、わずかに球道をずらして打者に打ち損じさせることに専念したほうが、彼のためになるかもしれない。
そういう意味では4回5回の2シームだけは通用した今日のゲームはモローの今後の活路に多少なりとも光が見えた部分もないわけではない。
ひとつだけ不思議に思ったこともある。
中盤のホームランのビデオ判定(結果は二塁打に変更)で一時ゲームが中断したときに、判定を待つ間、モローは肩が冷えないようにピッチング練習をしていたわけだが、その後のモローのピッチングは、ほんの少し安定していたように見えたことだ。
モローは、今日のように味方の攻撃時間が長いとカラダが冷えてしまうような代謝の悪さでも体質的にあるのか、すぐに弱気になるメンタル面の問題があるか、もしくはブルペンでの投球数が少なすぎるか。
ブルペンでもう少し投げさせてウオームアップに工夫したほうがいいのかもしれない。なにか解決策は無くもないような感じに見えた。
一方で、2イニング投げたロウが、8月1日を思わせるロブ・ジョンソンとの相性の良さをみせ、非常に良い出来だった。
ビジターのテキサス戦というのは、マリナーズにとって鬼門のカードで、ほとんど勝てていないシチュエーションなわけだが、8月1日にも、ロウが非常にいいピッチングをして、ビジターのテキサス戦の今シーズン初勝利を手にしている。
ロウにとって、たいへんにゲンのいい球場、ということになった。
また、ロウとロブ・ジョンソンの呼吸がいい。
マイナー時代からお互いによく知っている仲だから、当然ではあるが、三振をとりにいく球のチョイスがピタリとはまる、その「スポンとはまる感じ」が、バッテリーにはとても重要だ。
だから三振をとった瞬間にロブ・ジョンソンが立ち上がってサードに送球するまでのリズムが、なんともすんなりとはまって見える。
2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。