November 03, 2009

シアトルの公式サイトのライターJim Streetによる電話インタビュー(きっとウオッシュバーンは、カルフォルニアで手術した膝のリハリビでもしているか、故郷のウィスコンシンで両親と一緒にいるか、フロリダあたりの暖かい土地で膝をいたわりながらのんびり釣りでもしているか、どれかだろう)によると、近々FAになる予定のウオッシュバーンは、「シアトルが移籍希望先リストのトップ」と明確に語っていて、どうやら古巣シアトルへの帰還に強い希望を持ってくれているらしい。

インタビューでウオッシュバーンは「あと4年もプレーしようとは思わない」と、意味深な発言もしている。これは言外に、次の所属球団が彼の最後のキャリアになる可能性が高いことや、シアトルとの間で3年とか4年とかいう長期の複数年契約がなくとも契約してもいいよ、というような意味のことを暗に示したかったのではないか、と思う。


Washburn, eligible for free agency for the second time in his career, isn't sure where he will pitch next season, but said, "Seattle definitely is toward the top of my list.
キャリア2度目となるFA資格を得るウォッシュバーンは、来シーズンどこで投げるか不明だが、彼自身は「シアトルは確実に僕の移籍リストのトップにある」と語った。(後略)

A healthy Washburn ready for 2010 | Mariners.com: News

記事によれば、ルール上、ワールドシリーズの最終戦が終わってから15日間はデトロイト・タイガースがウオッシュバーンとの優先交渉権を持っているが、デトロイトは契約延長交渉を行わないだろうということなので、ウオッシュバーンはFAになる模様だ。
「城島問題」という、これまでチーム内を歪ませてきた問題が解決した以上、ウオッシュバーンはぜひシアトルに戻って、ロブ・ジョンソンとのバッテリーを復活してもらいたいものだ。
シアトルであれ、どこであれ、ウオッシュバーンとの契約する上での問題のひとつは彼の膝のケガの具合だが、これについて彼自身は何も問題ないし、スプリング・トレーニングには間に合う、というようなことを、このインタビューで言っている。



上の記事を書いたJim Streetは、シアトル公式サイトのライターだが、もともとロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの交流を暖かい目線で書いてきた人物のひとり。(「暖かい」というのも、ウオッシュバーンの放出を必死に煽りたてた現地メディアもあったため)
ウオッシュバーンが7月末に突如デトロイトに移籍させられてしまったあと、8月になってデトロイトとシアトルというカードがやってきたわけだが、このときもJim Streetは、「ドルフィン」を投げてもらいたいと語るロブ・ジョンソンと、ウオッシュバーンのユーモラスな対決を期待するハートウォーミングな記事を書いてみせた。
実際には、監督ワカマツが城島を起用して、旧バッテリー対決は実現しなかったわけだが、2人の「再会」が実現しなかったことをいぶかしがる記事すら自分個人のブログに掲載したほど。
今回の記事タイトルも、
A healthy Washburn ready for 2010
Free-agent lefty would welcome return to Mariners
(ウオッシュバーン、2010年に向け体調万全、準備上々)
 FA左腕復帰を歓迎するマリナーズ)

と、あたかも、もうウオッシュバーンのシアトル復帰がほぼ決まっているかのような盛り上げっぷりだ(笑)

ロブ・ジョンソンとウオッシュバーンが共同作業で開発した
「ドルフィン」という球種についてのブログ記事

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:『ドルフィン』 by ウオッシュバーン&ロブ・ジョンソン

Jim Streetの書いた記事についてのブログコンテンツ
2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。

2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。 →だが無粋なチームの監督さんがスタメンマスクに選んだのは、なぜか「城島」 →最悪の「サヨナラ負け」(失笑)

ウオッシュバーン移籍に関する他のメディアの記事
Mack Avenue Tigers - Detroit Tigers blog - Jarrod Washburn wouldn't mind returning to Seattle







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