April 20, 2010
4月13日のホームゲームで今シーズン好調のオークランド相手に一歩も引かない無四球の好投をみせていたフィスターとロブ・ジョンソンのバッテリーが、こんどはボルチモア相手に6回までノーヒットに抑え込む好投をみせた。
イチローの浅いフライのランニングキャッチ、フィギンズのライト前に抜けるゴロを好捕して反転しながら見事に送球したファインプレー、ジャック・ウィルソンのファインプレーなど、ノーヒット・ノーランが達成されるとき特有の雰囲気があっただけに、7回にマーケイキスに初ヒットを許したときには、残念だと思うと同時に、なんとなく肩の荷が下りてホッとした(笑)
いくらブライアン・ロバーツが怪我(腹筋痛らしい)で欠場していて元気のないボルチモア打線とはいえ、6回を終えた時点で70球前後と、フィスターのピッチングは非常に効率がよかった。この2試合のホームでの登板で、許した四球はわずか1つである。
今日も終わってみれば、95球投げてストライク63。綺麗にボール:ストライクが1:2の理想配分になっていたことからも(四球、死球と続いた初回を除いて)いかにバッテリーがピッチングをコントロールできていたかがわかる。
これでフィスターはロブ・ジョンソンと組んで2連勝。やはりロブ・ジョンソンと組んだときの投手のERAは驚くほど低くなる。
Baltimore Orioles at Seattle Mariners - April 19, 2010 | MLB.com Gameday
投手コーチ リック・アデアの試合後のコメント
アデアも、この2試合のフィスターの仕事ぶりが「バッテリーとしての仕事」である部分を十分に認識している。
"I think in terms of movement and command, yeah," Adair said. "He was good. Again, he commanded both sides of the plate, was down in the zone and used his soft stuff when he needed to. He did a lot of things well and [catcher Rob Johnson] did a tremendous job with him."
Fister's gem, seven-run third down O's | Mariners.com: News
たぶんせいぜい2ヶ月もあれば、つまり夏になる前に数字的にハッキリ結果が出るだろうと思っているのだが、ロブ・ジョンソンとアダム・ムーア、この2人のマスクのゲームで、だいぶERA、被打率、四球数など、いろいろな数字に差が出る、と予測している。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月13日、初回イチローを三振にしたオークランドバッテリーのたいへん美しい配球。持ち球の少ないフィスターに「ストレートのみ」で素晴らしいピッチングを披露させたロブ・ジョンソン。2人のキャッチャーの「素晴らしき配球合戦」。
ちなみに、去年デビューのフィスターの年度別捕手別のCERAなど、簡単な数値をあげておく。
昨シーズンのフィスターはダメ捕手城島とばかり組まされ、53イニングでなんと11本もホームランを打たれている。
言い換えると、運の悪いことに彼はデビューイヤーに、まったくといっていいほどロブ・ジョンソンとはバッテリーを組ませてもらってない。つまり、まぁいってみれば、フィスターは「ロブ・ジョンソン効果」の凄さを何も体験しないまま、デビューシーズンを終わってしまったのである。
2009年 フィスターの捕手別データ
(数値はCERA、被打率、被OPS)
城島 53イニング 4.58 .271 .810
ロブ・ジョンソン 1イニング 1.29 .250 .650
アダム・ムーア 7イニング 0.00 .200 .551
Doug Fister 2009 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
2010年 フィスターの捕手別データ
(数値はCERA、被打率、被OPS)
ロブ・ジョンソン 15イニング 0.60 .120 .294
アダム・ムーア 4イニング 4.50 .333 .817
Doug Fister 2010 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
いかに、2009年の監督ワカマツのチームマネジメントが、ダメ捕手に気をつかって投手を任せてしまい、チームの負けを無駄に増やしていたかがわかる。ほんとうにさっさと首にすべきだった。
2010シーズンはちょっと違う。フィスターとアダム・ムーアとの相性がイマイチだとわかると、サクッとロブ・ジョンソンとのバッテリーに切り替えて大成功を収めた。
2010シーズン開始当初は、ヘルナンデス、ローランド・スミスがロブ・ジョンソンの担当みたいな感じで始まったが、4月19日の段階では、デトロイト3連戦でローランド・スミスがアダム・ムーアに替わった一方で、4月13日以降フィスターの担当がロブ・ジョンソンに替わったように、柔軟な対応にはなっている。
これからクリフ・リー、エリック・ベダードのベテラン投手たちが現場に復帰して陣容が本格的に整うわけだが、アダム・ムーアのリードがどうも単調であることがわかってきているだけに、(去年あちこちを手術しているロブ・ジョンソンの体調面に不安がなければ、だが)先発投手5人の大半をロブ・ジョンソンが受ける時期が遠からずやってくるのが当たり前の結果だと思っている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月6日、スネル、アダム・ムーアのバッテリーが多用し、延長サヨナラ負けを招いた「同じコースにストレート・変化球を続けるパターンの欠陥」をちょっと研究してみる。
イチローの浅いフライのランニングキャッチ、フィギンズのライト前に抜けるゴロを好捕して反転しながら見事に送球したファインプレー、ジャック・ウィルソンのファインプレーなど、ノーヒット・ノーランが達成されるとき特有の雰囲気があっただけに、7回にマーケイキスに初ヒットを許したときには、残念だと思うと同時に、なんとなく肩の荷が下りてホッとした(笑)
いくらブライアン・ロバーツが怪我(腹筋痛らしい)で欠場していて元気のないボルチモア打線とはいえ、6回を終えた時点で70球前後と、フィスターのピッチングは非常に効率がよかった。この2試合のホームでの登板で、許した四球はわずか1つである。
今日も終わってみれば、95球投げてストライク63。綺麗にボール:ストライクが1:2の理想配分になっていたことからも(四球、死球と続いた初回を除いて)いかにバッテリーがピッチングをコントロールできていたかがわかる。
これでフィスターはロブ・ジョンソンと組んで2連勝。やはりロブ・ジョンソンと組んだときの投手のERAは驚くほど低くなる。
Baltimore Orioles at Seattle Mariners - April 19, 2010 | MLB.com Gameday
投手コーチ リック・アデアの試合後のコメント
アデアも、この2試合のフィスターの仕事ぶりが「バッテリーとしての仕事」である部分を十分に認識している。
"I think in terms of movement and command, yeah," Adair said. "He was good. Again, he commanded both sides of the plate, was down in the zone and used his soft stuff when he needed to. He did a lot of things well and [catcher Rob Johnson] did a tremendous job with him."
Fister's gem, seven-run third down O's | Mariners.com: News
たぶんせいぜい2ヶ月もあれば、つまり夏になる前に数字的にハッキリ結果が出るだろうと思っているのだが、ロブ・ジョンソンとアダム・ムーア、この2人のマスクのゲームで、だいぶERA、被打率、四球数など、いろいろな数字に差が出る、と予測している。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月13日、初回イチローを三振にしたオークランドバッテリーのたいへん美しい配球。持ち球の少ないフィスターに「ストレートのみ」で素晴らしいピッチングを披露させたロブ・ジョンソン。2人のキャッチャーの「素晴らしき配球合戦」。
ちなみに、去年デビューのフィスターの年度別捕手別のCERAなど、簡単な数値をあげておく。
昨シーズンのフィスターはダメ捕手城島とばかり組まされ、53イニングでなんと11本もホームランを打たれている。
言い換えると、運の悪いことに彼はデビューイヤーに、まったくといっていいほどロブ・ジョンソンとはバッテリーを組ませてもらってない。つまり、まぁいってみれば、フィスターは「ロブ・ジョンソン効果」の凄さを何も体験しないまま、デビューシーズンを終わってしまったのである。
2009年 フィスターの捕手別データ
(数値はCERA、被打率、被OPS)
城島 53イニング 4.58 .271 .810
ロブ・ジョンソン 1イニング 1.29 .250 .650
アダム・ムーア 7イニング 0.00 .200 .551
Doug Fister 2009 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
2010年 フィスターの捕手別データ
(数値はCERA、被打率、被OPS)
ロブ・ジョンソン 15イニング 0.60 .120 .294
アダム・ムーア 4イニング 4.50 .333 .817
Doug Fister 2010 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
いかに、2009年の監督ワカマツのチームマネジメントが、ダメ捕手に気をつかって投手を任せてしまい、チームの負けを無駄に増やしていたかがわかる。ほんとうにさっさと首にすべきだった。
2010シーズンはちょっと違う。フィスターとアダム・ムーアとの相性がイマイチだとわかると、サクッとロブ・ジョンソンとのバッテリーに切り替えて大成功を収めた。
2010シーズン開始当初は、ヘルナンデス、ローランド・スミスがロブ・ジョンソンの担当みたいな感じで始まったが、4月19日の段階では、デトロイト3連戦でローランド・スミスがアダム・ムーアに替わった一方で、4月13日以降フィスターの担当がロブ・ジョンソンに替わったように、柔軟な対応にはなっている。
これからクリフ・リー、エリック・ベダードのベテラン投手たちが現場に復帰して陣容が本格的に整うわけだが、アダム・ムーアのリードがどうも単調であることがわかってきているだけに、(去年あちこちを手術しているロブ・ジョンソンの体調面に不安がなければ、だが)先発投手5人の大半をロブ・ジョンソンが受ける時期が遠からずやってくるのが当たり前の結果だと思っている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月6日、スネル、アダム・ムーアのバッテリーが多用し、延長サヨナラ負けを招いた「同じコースにストレート・変化球を続けるパターンの欠陥」をちょっと研究してみる。