October 26, 2010
いまESPNのサイトでは、2010ワールドシリーズの結果予想の投票を行っているのだが、その経過を見ると、これが見事に「東西を2分する結果」になっているのが面白い。
東海岸で、テキサスの優勝を予想していないのは、ディヴィジョンシリーズでテキサスに圧倒されてあっけなく敗れ去ったヤンキースの本拠地ニューヨーク州だというのも、ちょっと苦笑いさせられた(笑)
2010 World Series: Texas Rangers vs. San Francisco Giants - MLB Playoffs - ESPN
20世紀初頭のニューヨークにあった、あのポロ・グラウンズを本拠地にしていたジャイアンツが、グラウンドを貸していた店子(たなこ)のヤンキースに、フランチャイズのニューヨークを奪われるような形で西海岸に移転することになったいきさつについては、一度ちらっと書いた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年8月25日、セーフコ、カムデンヤーズと、ヤンキースタジアムを比較して、1920年代のポロ・グラウンズとベーブ・ルースに始まり、新旧2つのヤンキースタジアムにも継承された「ポール際のホームランの伝統」を考える。
一方で、レンジャーズは、もともとワシントンD.C.にあった(ワシントン・セネタース)。
だからこんどのワールドシリーズは、もともと東海岸にあった2チームの対戦になった。ブログ主としてはクリフ・リーのいるテキサスを応援している。と、いうのも、なんとなくフィラデルフィアとサンフランシスコのNLCSのときの、ジャイアンツの選手たちの印象がよくなかった。
2000年代以前のストライクゾーンに近いアウトコースのコールをすることで知られるJeff Nelsonが審判団に加わっていたせいか、きわどい球に対するアンパイアの判定が不安定すぎることに端を発して、両チームの間はいつになく不穏な雰囲気が漂ったままのNLCSだった。
パット・バレルが温厚なロイ・ハラデイに怒鳴り散らした事件は、当然ながら、今でもあれは退場にすべきだったと思っているし、またチェイス・アトリーが出塁したときにもジャイアンツ側のプレーヤーがイチャモンをつけたことで、両チームが揉めかけるなど、あちらこちらから選手を寄せ集めてきた今のジャイアンツにあまりいい印象を持てなかった。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月21日、ちょっと心配になるロイ・ハラデイの「ひじ」と、「アンパイアのコール」。今日の球審は、今年8月、これまで一度も退場になったことのないニック・マーケイキスと、監督バック・ショーウォルターを退場にしたJeff Nelson。