July 08, 2011
ほんと、気分の悪いゲームだった。
ジョナサン・パペルボンにGo Homeと罵倒されたアンパイア、ジョー・ウエストの話を、ジョー・ウエスト側に好意的な立場から記事を書いたばかりだが、今日のLAA初戦の球審が、そのジョー・ウエストとはまるで知らなかった。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年7月5日、ゲームの進行が遅いとクレームをつけた最年長ベテランアンパイアに、ジョナサン・パペルボンが放った"Go Home"の一言。
最近イチローに対する球審のアウトコースの「ゆがんだ判定」も多少マトモになってきたな、と思っていたところだったが、オールスターが近づいたせいか、球審ジョー・ウエストは、ダグ・フィスターがエンゼルスの右打者に投げるアウトコースを、「ど真ん中に近い球」すら含めて、ことごとくボール判定し、その一方で、オールスターでの登板が予想されているジェレッド・ウィーバーの判定と大きな差をつけて、アンパイアとしてゲームを「つくった」。
Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool
ジェレッド・ウィーバーは疑いなくオールスター出場にふさわしい素晴らしい投手のひとりであり、ほっておいてもシアトルの若い打者くらい軽くひねる能力がある。
だから、あえてゲームを「つくる」必要などないのに、なんでまた、こういう変なことをするのだろう。
これほど、片方のチームの投手だけを故意に不利な判定をする「エコヒイキのゾーン」は、見たことがない。少なくとも、今シーズンのシアトルのゲームでは、はじめて見た。
ブログ主もパペルボンにならって言わせてもらおう。
Go Home, Joe West with extreme favoritism.
偏った球審など見たくない。家に帰りやがれ。
右打者への判定
三角がフィスターの投球、四角がウィーバー。
赤がストライク判定、緑がボール判定。

データを見てもらうと、ゾーン内に「緑色の三角形」がやたらとたくさんあるのがわかるだろう。
それらは全てダグ・フィスターが右打者に対して投げたストライクで、球審ジョー・ウエストは全部「ボール」とコールした。中には「ほぼど真ん中に近いストライク」すら、ボール判定している。
酷いもんだ。
ジョー・ウエストというアンパイアは、球審としては、もともと「低目とファースト側のゾーンが、極端にではないが少し狭く、高めとサード側がわずかに広い」、そういうゾーンの特徴を持つアンパイアで、ゾーン全体はやや狭いほうに属する。
資料:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年11月6日、MLBのストライクゾーンの揺らぎ (3)アンパイアの個人差をグラフ化してみる
両チームの投手が「その球審独特のゾーン」で同じように判定され、同じように被害をこうむったというのなら、「まぁ、MLBではゾーンもアンパイアの個性のうち」と、肩をすくめて苦笑いすることもできなくもない。
だが、だ。
「ジョー・ウエストは、ダグ・フィスターのストライクだけを、ボール判定」している。こればかりは許せない。監督エリック・ウェッジはなぜこんなおかしなアンパイアに抗議しないのか。
ついでに書くと、
今日最も被害を受けたのはフィスターだが、左打者イチローの、第3打席2球目のアウトコース低めの判定も酷い。
ダグ・フィスターの右打者のアウトコースへの判定がことごとくボール判定になったわけだが、左打者への投球で、これほど酷い判定を受けたのはイチローだけだ。
Seattle Mariners at Los Angeles Angels - July 7, 2011 | MLB.com Classic
左打者への判定


もうすぐオールスターだが、オールスター出場選手だけを一方的に保護し、優れた選手だとアピールしてまでして、不自然な大量投票によって進んだマトモでないオールスターの体面をとりつくろい、演出しても、何の意味もない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年7月3日、「ここまでするか」と感じる、2011年オールスター投票の作為。
ジョナサン・パペルボンにGo Homeと罵倒されたアンパイア、ジョー・ウエストの話を、ジョー・ウエスト側に好意的な立場から記事を書いたばかりだが、今日のLAA初戦の球審が、そのジョー・ウエストとはまるで知らなかった。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年7月5日、ゲームの進行が遅いとクレームをつけた最年長ベテランアンパイアに、ジョナサン・パペルボンが放った"Go Home"の一言。
最近イチローに対する球審のアウトコースの「ゆがんだ判定」も多少マトモになってきたな、と思っていたところだったが、オールスターが近づいたせいか、球審ジョー・ウエストは、ダグ・フィスターがエンゼルスの右打者に投げるアウトコースを、「ど真ん中に近い球」すら含めて、ことごとくボール判定し、その一方で、オールスターでの登板が予想されているジェレッド・ウィーバーの判定と大きな差をつけて、アンパイアとしてゲームを「つくった」。
Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool
ジェレッド・ウィーバーは疑いなくオールスター出場にふさわしい素晴らしい投手のひとりであり、ほっておいてもシアトルの若い打者くらい軽くひねる能力がある。
だから、あえてゲームを「つくる」必要などないのに、なんでまた、こういう変なことをするのだろう。
これほど、片方のチームの投手だけを故意に不利な判定をする「エコヒイキのゾーン」は、見たことがない。少なくとも、今シーズンのシアトルのゲームでは、はじめて見た。
ブログ主もパペルボンにならって言わせてもらおう。
Go Home, Joe West with extreme favoritism.
偏った球審など見たくない。家に帰りやがれ。
右打者への判定
三角がフィスターの投球、四角がウィーバー。
赤がストライク判定、緑がボール判定。

データを見てもらうと、ゾーン内に「緑色の三角形」がやたらとたくさんあるのがわかるだろう。
それらは全てダグ・フィスターが右打者に対して投げたストライクで、球審ジョー・ウエストは全部「ボール」とコールした。中には「ほぼど真ん中に近いストライク」すら、ボール判定している。
酷いもんだ。
ジョー・ウエストというアンパイアは、球審としては、もともと「低目とファースト側のゾーンが、極端にではないが少し狭く、高めとサード側がわずかに広い」、そういうゾーンの特徴を持つアンパイアで、ゾーン全体はやや狭いほうに属する。
資料:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年11月6日、MLBのストライクゾーンの揺らぎ (3)アンパイアの個人差をグラフ化してみる
両チームの投手が「その球審独特のゾーン」で同じように判定され、同じように被害をこうむったというのなら、「まぁ、MLBではゾーンもアンパイアの個性のうち」と、肩をすくめて苦笑いすることもできなくもない。
だが、だ。
「ジョー・ウエストは、ダグ・フィスターのストライクだけを、ボール判定」している。こればかりは許せない。監督エリック・ウェッジはなぜこんなおかしなアンパイアに抗議しないのか。
ついでに書くと、
今日最も被害を受けたのはフィスターだが、左打者イチローの、第3打席2球目のアウトコース低めの判定も酷い。
ダグ・フィスターの右打者のアウトコースへの判定がことごとくボール判定になったわけだが、左打者への投球で、これほど酷い判定を受けたのはイチローだけだ。
Seattle Mariners at Los Angeles Angels - July 7, 2011 | MLB.com Classic
左打者への判定


もうすぐオールスターだが、オールスター出場選手だけを一方的に保護し、優れた選手だとアピールしてまでして、不自然な大量投票によって進んだマトモでないオールスターの体面をとりつくろい、演出しても、何の意味もない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年7月3日、「ここまでするか」と感じる、2011年オールスター投票の作為。