May 10, 2012
4月28日のシアトル戦で、6回を9奪三振で無失点に抑えて勝った元シアトルのローテ投手ブランドン・モローは、その後5月3日のLAA戦(ビジター)でエンゼルスを完封して、見事に3連勝。
今日はホーム、トロントでオークランド戦に登板。こんどは4シーム中心の配球に切り替えて10三振を奪い、6回自責点1の十分過ぎるピッチングでオークランドを苦も無くひねり、無事に4連勝を飾った。
これで、モローは4月23日カンザスシティ戦2回裏に1失点して以降、今日5月9日の5回裏の1失点まで、4登板でおよそ20イニング以上、失点しなかった。
Toronto Blue Jays at Oakland Athletics - May 9, 2012 | MLB.com Gameday
5月7日に脇腹痛から復帰したダグ・フィスターが、復帰登板で4シームをわずか2球しか投げず、ほぼ2シーム、カーブ、チェンジアップだけという「変わり身ぶり」を披露してシアトルを完璧に抑えこんだ話を書いたばかりだが、今日のブランドン・モローも、4月28日シアトル戦の配球とは全く違うピッチングを見せた。
以前の記事で、今シーズンのモローは「わずか50数%しかストレートを投げていない」と書いたわけだが、一転して、今日のオークランド戦のモローは一転して114球の投球のうち、71%、81球もの4シームを投げ、かつてのシアトル在籍時代を彷彿とさせる「速球投手ぶり」を、ひさびさに披露してみせた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2012年5月7日、ダグ・フィスター、7回を73球無失点でDLから無事復帰。それにしても深刻な「MLB全体のクローザー不足」。
相手のプレーを「分析し、予測し、そして、先回りして叩き潰す」という行為は、MLBの基本中の基本だ。(行き当たりばったりのシアトルは別だが)
例えばダルビッシュだが、今年の成績によって、たとえサイ・ヤング賞を受賞しようと、20勝しようと、来年以降も同じピッチングができるわけはない。相手チームが研究してくる、からだ。ブログ主がダルビッシュについて、個々のゲームの勝ち負けをほとんど書かず、ピッチングフォームについてしか書かないのは、今年の成績なんてものはどうでもいいからだ。
イチローがかつて「3シーズン通用したら、それは通用したと言っていい」という意味のことを言ったが、これはまさに金言である。
現在のトロントの監督は、かつてクリーブランドの選手育成ディレクター、ボストンのピッチングコーチだったジョン・ファレルだが、まだ調べてはいないが、投手の育成に定評のある彼が、監督としてブランドン・モローのピッチングスタイルの幅を広げていく行為にどうかかわり、どう指導しているのかは、非常に気になる。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2012年5月4日、エリック・ウェッジの無能さを証明する、選手育成部長ジョン・ファレル流出後のクリーブランド・インディアンス没落。
対戦相手のスカウティングの網にひっかかってしまわないために、ローテ投手がいくつかのピッチングスタイルを持てるように、育て上げることは、それを、キャッチャーが助けるのであれ、投手コーチのアドバイスするのであれ、専任のスカウティング担当者がデータで示すのであれ、この「投手の時代」おいては非常に重要な仕事だ。
たったひとつしかスタイルがなければ、早晩、その投手は遠からず「つかまって」しまう。
今日の速球主体のピッチングでブランドン・モローが、かつての速球だけでグイグイ押していくピッチャーに戻るのではない。大事なのは、今のモローは、「相手チームを黙り込ませるだけのピッチングスタイルを、『複数』持っている」ということだ。
そうでなければ、成績を挙げたピッチャーが厳しくスカウティングされるMLBにおいて、内容のともなった4連勝を達成することはできない。
こういうピッチャーの幅を広げていく指導は、選手を育てる能力に欠け、ストレートのみで押していく単調なピッチャーだけしか育てられないシアトルでは、全く不可能だ。まして、ダメ捕手城島にそんな芸当ができるコミュニケーション能力など、昔も今も、まったく備わっていない。
今日はホーム、トロントでオークランド戦に登板。こんどは4シーム中心の配球に切り替えて10三振を奪い、6回自責点1の十分過ぎるピッチングでオークランドを苦も無くひねり、無事に4連勝を飾った。
これで、モローは4月23日カンザスシティ戦2回裏に1失点して以降、今日5月9日の5回裏の1失点まで、4登板でおよそ20イニング以上、失点しなかった。
Toronto Blue Jays at Oakland Athletics - May 9, 2012 | MLB.com Gameday
5月7日に脇腹痛から復帰したダグ・フィスターが、復帰登板で4シームをわずか2球しか投げず、ほぼ2シーム、カーブ、チェンジアップだけという「変わり身ぶり」を披露してシアトルを完璧に抑えこんだ話を書いたばかりだが、今日のブランドン・モローも、4月28日シアトル戦の配球とは全く違うピッチングを見せた。
以前の記事で、今シーズンのモローは「わずか50数%しかストレートを投げていない」と書いたわけだが、一転して、今日のオークランド戦のモローは一転して114球の投球のうち、71%、81球もの4シームを投げ、かつてのシアトル在籍時代を彷彿とさせる「速球投手ぶり」を、ひさびさに披露してみせた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2012年5月7日、ダグ・フィスター、7回を73球無失点でDLから無事復帰。それにしても深刻な「MLB全体のクローザー不足」。
相手のプレーを「分析し、予測し、そして、先回りして叩き潰す」という行為は、MLBの基本中の基本だ。(行き当たりばったりのシアトルは別だが)
例えばダルビッシュだが、今年の成績によって、たとえサイ・ヤング賞を受賞しようと、20勝しようと、来年以降も同じピッチングができるわけはない。相手チームが研究してくる、からだ。ブログ主がダルビッシュについて、個々のゲームの勝ち負けをほとんど書かず、ピッチングフォームについてしか書かないのは、今年の成績なんてものはどうでもいいからだ。
イチローがかつて「3シーズン通用したら、それは通用したと言っていい」という意味のことを言ったが、これはまさに金言である。
現在のトロントの監督は、かつてクリーブランドの選手育成ディレクター、ボストンのピッチングコーチだったジョン・ファレルだが、まだ調べてはいないが、投手の育成に定評のある彼が、監督としてブランドン・モローのピッチングスタイルの幅を広げていく行為にどうかかわり、どう指導しているのかは、非常に気になる。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2012年5月4日、エリック・ウェッジの無能さを証明する、選手育成部長ジョン・ファレル流出後のクリーブランド・インディアンス没落。
対戦相手のスカウティングの網にひっかかってしまわないために、ローテ投手がいくつかのピッチングスタイルを持てるように、育て上げることは、それを、キャッチャーが助けるのであれ、投手コーチのアドバイスするのであれ、専任のスカウティング担当者がデータで示すのであれ、この「投手の時代」おいては非常に重要な仕事だ。
たったひとつしかスタイルがなければ、早晩、その投手は遠からず「つかまって」しまう。
今日の速球主体のピッチングでブランドン・モローが、かつての速球だけでグイグイ押していくピッチャーに戻るのではない。大事なのは、今のモローは、「相手チームを黙り込ませるだけのピッチングスタイルを、『複数』持っている」ということだ。
そうでなければ、成績を挙げたピッチャーが厳しくスカウティングされるMLBにおいて、内容のともなった4連勝を達成することはできない。
こういうピッチャーの幅を広げていく指導は、選手を育てる能力に欠け、ストレートのみで押していく単調なピッチャーだけしか育てられないシアトルでは、全く不可能だ。まして、ダメ捕手城島にそんな芸当ができるコミュニケーション能力など、昔も今も、まったく備わっていない。