June 25, 2013
以下は、
修正理由は単純な話で、データ検索の甘さから以下の根本的なデータを見落としていたからだ。
デビュー後、13シーズンでの通算出場試合数

data generated in 06/24/2013 via Batting Split Finder - Baseball-Reference.com
MLBで「デビュー後、13シーズンで2000試合出場」という記録を達成しているのは、ピート・ローズの「2022試合」という記録が唯一無二の記録だ。この記録のMLB歴代2位が、HOFエディ・マレーで、MLB13シーズン目のイチローの通算出場試合数は、タンパベイとの4連戦を終えて1980試合(2013年6月23日終了時点)となり、ついに歴代2位に肩を並べた。
イチローは、あと20試合出場すると、ピート・ローズに続くMLB史上2人目の「デビュー後、13シーズンで2000試合出場達成プレーヤー」になることができる。おそらく7月末には達成できるだろう。
さらに、あと43試合出場すると、ついにMLB歴代1位のピート・ローズすら越えて、イチローが「デビュー後、13シーズンでのMLB史上最多試合出場プレーヤー」になることができる。こちらのほうは、たぶん8月中に達成できるだろう。
これでまたひとつ、ピート・ローズの記録を塗り替えることができる。めでたいことだ。
MLB歴代 通算出場試合数記録
Career Leaders & Records for Games Played - Baseball-Reference.com
現役選手の出場試合数記録
Active Leaders & Records for Games Played - Baseball-Reference.com
ちなみに、現役選手だけでみると、「13シーズンにおける出場試合数」のMLB歴代2位は、現役で33歳と若いアルバート・プーホールズの「1933試合」(2013年6月23日時点)で、イチローと40試合ちょっとの差しかない。もちろん彼も、イチローに続き、MLB史上3人目の「デビュー後13シーズンでの、2000試合出場達成者」になるのは間違いない。
ほかに、出場試合数ランキング上位500位までみても、現役選手は、33歳のアダム・ダン(1789試合 2013年6月23日時点)くらいしかいないし、彼の数字では「13シーズン・2000試合出場」に届かない。
だから、まだ13シーズンとはいえ、イチローとプーホールズは、通算出場試合数記録において、MLB史に残る傑出した歴史的大記録を残すことになる。(もちろん「13シーズンにおける通算打席数」でも、この2人が現役1位と2位だが、さすがに長年リードオフマンだったイチローが約8980打席であるのに対して、クリーンアップを打つプーホールズは8430ちょっとしかない)
イチローとプーホールズ、この2人に関してだけは、(やがてはプーホールズがイチローを抜いていくとしても)今後しばらく「抜きつ抜かれつの1位争い」がありうるわけだが、過去の「12シーズンの出場試合数記録」が、この2人から大きく離れた記録しかないために、イチローとプーホールズの「デビュー後13シーズンでの通算出場試合数記録」を抜きさる選手は、当分の間現れることはないし、もしかすると、もう現れないかもしれない。
ちなみに、「デビュー後14シーズンの通算出場試合数」では、同じくピート・ローズの「2184試合」という記録がある。
言うまでもなく、イチローがこのまま順調な現役生活を続ければ、来シーズンには、この「14シーズンの出場試合数」のMLB歴代1位記録も、イチローのものになる。
デビュー後、14シーズンでの通算出場試合数ランキング

data generated in 06/24/2013 via Batting Split Finder - Baseball-Reference.com
無事是名馬とは、まさにこのことだ。出場試合数記録歴代ベスト10の10人でも、野球賭博で永久追放のピート・ローズと、ステロイダーで殿堂入りは永遠にありえないバリー・ボンズを除けば、全員が野球殿堂入りしている。
イチローが長く無事に出場できている理由には、入念なストレッチやインナーマッスルの鍛錬など、近代的なトレーニング手法によるものだけでなく、「アナボリック・ステロイドのようなドーピングに手を染めていない」ということが関係している、と個人的に思っている。
過去、サッカーなど各界の有名アスリートが股関節など関節にまつわる故障を理由に引退を余儀なくされている。(例えば海外チームでプレーするようになって、突然身体がびっくりするほどデカくなって、その後、グロインペインがどうとか言い出すパターン)
確たる証拠があるわけでもないが、それらの一部は、ステロイドで人工的に過度につけすぎた筋肉の重さに関節が耐えられなくなって故障したものだと思っている。30歳を前に、成長期なんてものがとっくに終わっている年齢だというのに、海外に行っただけでいきなり身体がガチムチマッチョになる、なんてことは、DCやマーベルとかのコミックじゃあるまいし(笑)、どこをどう考えてもありえない。
まさにステロイダーそのものの超人ハルク
Twitter Cardsに対応しました。
2013年6月23日、あまり知られていないイチローの歴代1位記録、「13シーズンにおける出場試合数、MLB歴代1位」。「MLB通算2000試合出場」まで、あと20試合。というタイトルで書いた記事の修正版である。データに誤りがあったので、お詫びして訂正する。(該当記事は既に削除済み)
修正理由は単純な話で、データ検索の甘さから以下の根本的なデータを見落としていたからだ。
「MLBデビュー後、13シーズンにおける通算出場試合数の歴代1位」は、2013年6月23日時点では、イチローの「1980試合」ではなく、1963年から1975年にかけてピート・ローズが記録した「2022試合」である。どういうものか、記事を書いてからも気になって、しつこく検索を繰り返していて、自分のミスに自分で気づいた。個人的にはむしろ、またひとつ「ピート・ローズの記録を越える楽しみ」を発見できたので、このミス自体を喜んでいる(笑)
デビュー後、13シーズンでの通算出場試合数

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MLBで「デビュー後、13シーズンで2000試合出場」という記録を達成しているのは、ピート・ローズの「2022試合」という記録が唯一無二の記録だ。この記録のMLB歴代2位が、HOFエディ・マレーで、MLB13シーズン目のイチローの通算出場試合数は、タンパベイとの4連戦を終えて1980試合(2013年6月23日終了時点)となり、ついに歴代2位に肩を並べた。
イチローは、あと20試合出場すると、ピート・ローズに続くMLB史上2人目の「デビュー後、13シーズンで2000試合出場達成プレーヤー」になることができる。おそらく7月末には達成できるだろう。
さらに、あと43試合出場すると、ついにMLB歴代1位のピート・ローズすら越えて、イチローが「デビュー後、13シーズンでのMLB史上最多試合出場プレーヤー」になることができる。こちらのほうは、たぶん8月中に達成できるだろう。
これでまたひとつ、ピート・ローズの記録を塗り替えることができる。めでたいことだ。
MLB歴代 通算出場試合数記録
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現役選手の出場試合数記録
Active Leaders & Records for Games Played - Baseball-Reference.com
ちなみに、現役選手だけでみると、「13シーズンにおける出場試合数」のMLB歴代2位は、現役で33歳と若いアルバート・プーホールズの「1933試合」(2013年6月23日時点)で、イチローと40試合ちょっとの差しかない。もちろん彼も、イチローに続き、MLB史上3人目の「デビュー後13シーズンでの、2000試合出場達成者」になるのは間違いない。
ほかに、出場試合数ランキング上位500位までみても、現役選手は、33歳のアダム・ダン(1789試合 2013年6月23日時点)くらいしかいないし、彼の数字では「13シーズン・2000試合出場」に届かない。
だから、まだ13シーズンとはいえ、イチローとプーホールズは、通算出場試合数記録において、MLB史に残る傑出した歴史的大記録を残すことになる。(もちろん「13シーズンにおける通算打席数」でも、この2人が現役1位と2位だが、さすがに長年リードオフマンだったイチローが約8980打席であるのに対して、クリーンアップを打つプーホールズは8430ちょっとしかない)
イチローとプーホールズ、この2人に関してだけは、(やがてはプーホールズがイチローを抜いていくとしても)今後しばらく「抜きつ抜かれつの1位争い」がありうるわけだが、過去の「12シーズンの出場試合数記録」が、この2人から大きく離れた記録しかないために、イチローとプーホールズの「デビュー後13シーズンでの通算出場試合数記録」を抜きさる選手は、当分の間現れることはないし、もしかすると、もう現れないかもしれない。
ちなみに、「デビュー後14シーズンの通算出場試合数」では、同じくピート・ローズの「2184試合」という記録がある。
言うまでもなく、イチローがこのまま順調な現役生活を続ければ、来シーズンには、この「14シーズンの出場試合数」のMLB歴代1位記録も、イチローのものになる。
デビュー後、14シーズンでの通算出場試合数ランキング

data generated in 06/24/2013 via Batting Split Finder - Baseball-Reference.com
無事是名馬とは、まさにこのことだ。出場試合数記録歴代ベスト10の10人でも、野球賭博で永久追放のピート・ローズと、ステロイダーで殿堂入りは永遠にありえないバリー・ボンズを除けば、全員が野球殿堂入りしている。
イチローが長く無事に出場できている理由には、入念なストレッチやインナーマッスルの鍛錬など、近代的なトレーニング手法によるものだけでなく、「アナボリック・ステロイドのようなドーピングに手を染めていない」ということが関係している、と個人的に思っている。
過去、サッカーなど各界の有名アスリートが股関節など関節にまつわる故障を理由に引退を余儀なくされている。(例えば海外チームでプレーするようになって、突然身体がびっくりするほどデカくなって、その後、グロインペインがどうとか言い出すパターン)
確たる証拠があるわけでもないが、それらの一部は、ステロイドで人工的に過度につけすぎた筋肉の重さに関節が耐えられなくなって故障したものだと思っている。30歳を前に、成長期なんてものがとっくに終わっている年齢だというのに、海外に行っただけでいきなり身体がガチムチマッチョになる、なんてことは、DCやマーベルとかのコミックじゃあるまいし(笑)、どこをどう考えてもありえない。

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2013年6月24日、イチローMLB通算出場試合数「1980試合」到達。過去にピート・ローズだけしか達成していない「13シーズン・2000試合出場」まで、あと20試合。「ピート・ローズ越え」歴代1位まであと43試合。(誤データ修正版) http://t.co/2HFyTYIwLz
— damejima (@damejima) June 25, 2013