February 08, 2015
チッパー・ジョーンズは、ほんとカッコいい選手だったし、大好きな選手のひとりでもあったんでねぇ・・・。書くかどうか、ほんと迷った。けど、書くことにした(笑)
なにも好青年のチッパーのやらかした「うっかり」を批判とか擁護とかしたいんじゃなく(笑)、彼と同じ趣味を持っている人たちは少なくとも「オバマとウォルマートの関係」の意味についてきちんと認識するべきだと思うし、それに、ブログ主自身の日頃の行動にもチッパーを笑えない部分がないではないという自覚もあるからだ(笑)
ま。これも、世界を知るためのひとつの方法論ということで。
チッパーがやらかしたのは(温厚な彼のことだから悪気はないと思いたいが)コネティカットで起きた2012年のサンディフック小学校銃乱射事件について、「それ、つくり話じゃん!」って、ツイッターに書いちまったこと。
たぶん、寝る前に怪しい雑誌でも読んだか、酒でも飲みすぎたかなんかだろうけどね・・・。もちろん後で削除して謝罪もしたんだけど、ちょっとやりすぎ(苦笑)
Chipper Jones Is Now A Sandy Hook Truther (UPDATED)
彼の筆がすべった原因はたぶん、「陰謀論 (=Conspiracy theory 陰謀説と表現する人もいる)の読みすぎ」ってやつだ。
ほら、「アポロは本当は月には行ってない」とかね。いろいろあるでしょ。あれ。正直いえば、自分も興味本位で「ルイ14世・替え玉説」とか読んでたりするんで、チッパーのこと笑えない(笑)
「サンディフック小学校銃乱射事件」っていうのは、2012年にコネティカットの小学校であった銃乱射事件。もちろん「実際にあった現実の事件」だ。小学生20人を含む26人もの尊い命が犠牲になった。犯人はニューハンプシャー生まれの前科のない20歳の若者で、事件を起こした後、自殺している。
事件後、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』って映画に出てたジム・キャリーが、映画における暴力シーンの存在に疑問を感じたって理由でプロモーションへの出演をやめちまった、なんて後日談もあった。
この『キックアス』ってシリーズも、これまたブログ主の大好きな作品だったりすんだよね、困ったことに。チッパーも好きかもしれない(笑)
Sandy Hook Elementary School shooting - Wikipedia, the free encyclopedia
念のため、あえて繰り返すけど、サンディフック事件は「架空の事件」じゃない。なのに、陰謀論を振りかざす人があとを断たない。だから、問題なのは、陰謀論を振りかざす人がたくさん出現する「原因」だ。
サンディフック事件に陰謀論がささやかれた原因は、合衆国憲法修正第二条「武器を携帯する権利」の是非に関係がある。
「サンディフック事件=陰謀」論を信じてる人たちがいわんとする「ストーリー」は、「この事件の後、アメリカの民主党オバマ政権が銃規制を推進しようとした。なぜって、この事件自体が、銃規制を強引に進めたい政府が仕組んだ『やらせ事件』だったからだ」っていう、「強引すぎる邪推」なのだ。
チッパー・ジョーンズも、こういう陰謀論の存在をどこかで興味本位に知って、この事件に対する認識が歪んだままになってたんだろうと思う。だから彼は、ツイッターで事件に関する書き込みを見て反射的に「ヤラセじゃん」と、ついつい書きこんでしまったんじゃないか、と推測する。
でもね。
「政府が銃規制を強引に達成するために、ありもしない乱射事件を捏造した」とか妄想してる人たちは、少なくともコーヒーでもいれて、現実に存在する「オバマ大統領とウォルマートの関係の深さ」くらい考慮する時間を作るべきだと思う。
たしかにオバマ大統領はサンディフック事件に涙した後で、「銃規制法案」を議会に提出している。
だが、結果は、銃規制どころか、真逆になった。
皮肉なことに、全米のウォルマートで規制対象にされたセミ・オートマ銃が無茶苦茶に売れまくってソールドアウト状態になって、2013年2月に全米のウォルマートで「1日に購入できる弾は、1人当たり3箱まで」とか制限されたくらい、そのくらい売れまくった。
つまり、オバマさんの提出した銃規制法案をきっかけに「むしろ全米で銃の総数は増えた」わけ。そして例によって、アメリカの銃規制論議は、一時的に議論として沸騰しても、実際には全米での銃規制は実現してないわけ。
つまりサンディフック事件でのオバマさんの対応手法と手腕は、「銃規制実現につながる見込みなんて最初からまったくありえない程度のもの」であって、しかも、事件をきっかけに銃の数は増えてるしで、「サンディフック事件は、銃規制を絶対に実現するための『ヤラセ』だ」なんて妄想は、やはり妄想でしかない。
むしろ、「オバマとウォルマートの関係」をちゃんと理解してる人なら、「オバマ大統領は、以前から関係の深いウォルマートを儲けさせるためにサンディフック事件を捏造した」なんて、「別種の陰謀論」(笑)でも作ったほうが、よほど現実世界に即してるかもしれない(笑) もちろん、いうまでないけど、そんな与太話も絶対にありえない(笑)
ともかく言えることは、「陰謀論愛好家」は個人の場でひそかに楽しむのならともかく、本来なら遺族と悲しみを共有すべき陰惨な事件をネタに自分の妄想を公式の場で披露するような不謹慎な行為は、心して慎むべきだ、ということ。
オバマさんとウォルマートの関係は、先日ツイートしたいくつかの事実でわかるように、とても深い。彼自分自身がウォルマートから支援を受けているだけでなく、奥さんもウォルマート関連会社出身。また、「中国との関係」について、オバマさんとウォルマートは多くの共通の利害をもつ抜き差しならない関係にある。
こうした「オバマさんとウォルマート」、そして「その両者と、中国との関係」は現実の話だから、それをきちんと考慮に入れれば、「サンディフック事件はやらせ」と主張する陰謀論は「ただの妄想」だっていうことは明らかになる。
2度離婚しているチッパー・ジョーンズが3度目の結婚をしたかどうかは知らないけど、もしまだ結婚してないなら、前の奥さんの子供にでも会って、キュラメルマキアートでも飲みながら、よーく叱ってもらうといいだろうな(笑)
なにも好青年のチッパーのやらかした「うっかり」を批判とか擁護とかしたいんじゃなく(笑)、彼と同じ趣味を持っている人たちは少なくとも「オバマとウォルマートの関係」の意味についてきちんと認識するべきだと思うし、それに、ブログ主自身の日頃の行動にもチッパーを笑えない部分がないではないという自覚もあるからだ(笑)
ま。これも、世界を知るためのひとつの方法論ということで。
チッパーがやらかしたのは(温厚な彼のことだから悪気はないと思いたいが)コネティカットで起きた2012年のサンディフック小学校銃乱射事件について、「それ、つくり話じゃん!」って、ツイッターに書いちまったこと。
たぶん、寝る前に怪しい雑誌でも読んだか、酒でも飲みすぎたかなんかだろうけどね・・・。もちろん後で削除して謝罪もしたんだけど、ちょっとやりすぎ(苦笑)
Chipper Jones Is Now A Sandy Hook Truther (UPDATED)
彼の筆がすべった原因はたぶん、「陰謀論 (=Conspiracy theory 陰謀説と表現する人もいる)の読みすぎ」ってやつだ。
ほら、「アポロは本当は月には行ってない」とかね。いろいろあるでしょ。あれ。正直いえば、自分も興味本位で「ルイ14世・替え玉説」とか読んでたりするんで、チッパーのこと笑えない(笑)
「サンディフック小学校銃乱射事件」っていうのは、2012年にコネティカットの小学校であった銃乱射事件。もちろん「実際にあった現実の事件」だ。小学生20人を含む26人もの尊い命が犠牲になった。犯人はニューハンプシャー生まれの前科のない20歳の若者で、事件を起こした後、自殺している。
事件後、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』って映画に出てたジム・キャリーが、映画における暴力シーンの存在に疑問を感じたって理由でプロモーションへの出演をやめちまった、なんて後日談もあった。
この『キックアス』ってシリーズも、これまたブログ主の大好きな作品だったりすんだよね、困ったことに。チッパーも好きかもしれない(笑)
Sandy Hook Elementary School shooting - Wikipedia, the free encyclopedia
念のため、あえて繰り返すけど、サンディフック事件は「架空の事件」じゃない。なのに、陰謀論を振りかざす人があとを断たない。だから、問題なのは、陰謀論を振りかざす人がたくさん出現する「原因」だ。
サンディフック事件に陰謀論がささやかれた原因は、合衆国憲法修正第二条「武器を携帯する権利」の是非に関係がある。
「サンディフック事件=陰謀」論を信じてる人たちがいわんとする「ストーリー」は、「この事件の後、アメリカの民主党オバマ政権が銃規制を推進しようとした。なぜって、この事件自体が、銃規制を強引に進めたい政府が仕組んだ『やらせ事件』だったからだ」っていう、「強引すぎる邪推」なのだ。
チッパー・ジョーンズも、こういう陰謀論の存在をどこかで興味本位に知って、この事件に対する認識が歪んだままになってたんだろうと思う。だから彼は、ツイッターで事件に関する書き込みを見て反射的に「ヤラセじゃん」と、ついつい書きこんでしまったんじゃないか、と推測する。
でもね。
「政府が銃規制を強引に達成するために、ありもしない乱射事件を捏造した」とか妄想してる人たちは、少なくともコーヒーでもいれて、現実に存在する「オバマ大統領とウォルマートの関係の深さ」くらい考慮する時間を作るべきだと思う。
たしかにオバマ大統領はサンディフック事件に涙した後で、「銃規制法案」を議会に提出している。
だが、結果は、銃規制どころか、真逆になった。
皮肉なことに、全米のウォルマートで規制対象にされたセミ・オートマ銃が無茶苦茶に売れまくってソールドアウト状態になって、2013年2月に全米のウォルマートで「1日に購入できる弾は、1人当たり3箱まで」とか制限されたくらい、そのくらい売れまくった。
つまり、オバマさんの提出した銃規制法案をきっかけに「むしろ全米で銃の総数は増えた」わけ。そして例によって、アメリカの銃規制論議は、一時的に議論として沸騰しても、実際には全米での銃規制は実現してないわけ。
つまりサンディフック事件でのオバマさんの対応手法と手腕は、「銃規制実現につながる見込みなんて最初からまったくありえない程度のもの」であって、しかも、事件をきっかけに銃の数は増えてるしで、「サンディフック事件は、銃規制を絶対に実現するための『ヤラセ』だ」なんて妄想は、やはり妄想でしかない。
むしろ、「オバマとウォルマートの関係」をちゃんと理解してる人なら、「オバマ大統領は、以前から関係の深いウォルマートを儲けさせるためにサンディフック事件を捏造した」なんて、「別種の陰謀論」(笑)でも作ったほうが、よほど現実世界に即してるかもしれない(笑) もちろん、いうまでないけど、そんな与太話も絶対にありえない(笑)
ともかく言えることは、「陰謀論愛好家」は個人の場でひそかに楽しむのならともかく、本来なら遺族と悲しみを共有すべき陰惨な事件をネタに自分の妄想を公式の場で披露するような不謹慎な行為は、心して慎むべきだ、ということ。
オバマさんとウォルマートの関係は、先日ツイートしたいくつかの事実でわかるように、とても深い。彼自分自身がウォルマートから支援を受けているだけでなく、奥さんもウォルマート関連会社出身。また、「中国との関係」について、オバマさんとウォルマートは多くの共通の利害をもつ抜き差しならない関係にある。
ミシェル・オバマさんて、元はウォルマートの納入業者(TreeHouse Foods, Inc.)の社外取締役だった人。でも、だからといって、オバマさんがウォルマートとやたらつるみたがるのも理解できる、とまでは言えないと思うね(笑)
— damejima (@damejima) 2015, 2月 7
これはオバマさんの奥さんが2011年にウォルマートの健康食品キャンペーンに賛同ってニュース。元ネタはワシントン・ポスト http://t.co/Me3783q3b3 この低価格実現のための「圧力」が、どこに、どうかかったかは知らないけど、調べてからモノを言ったほうがいいわけ。
— damejima (@damejima) 2015, 2月 7
これはオバマさんがウォルマート出身者を閣僚候補に指名したって記事。http://t.co/5ByWdCm2OX 文中にこうある「『(ウォルマート財団のチャリティ活動は)多くがウォルマートの新店舗開拓地域に集中しており、同社のロビー活動の一環にすぎない』との批判もある」
— damejima (@damejima) 2015, 2月 7
これは2014年5月にオバマ大統領がシリコンバレーのウォルマートで演説したって記事。 http://t.co/53QusGoyoP 表面だけ見ると、ほら、ソーラー、自然エネルギー、二酸化炭素、「エコロジーまっさかり」にみえるでしょ(笑)でも、「背景」は違うわけね(笑)
— damejima (@damejima) 2015, 2月 7
こうした「オバマさんとウォルマート」、そして「その両者と、中国との関係」は現実の話だから、それをきちんと考慮に入れれば、「サンディフック事件はやらせ」と主張する陰謀論は「ただの妄想」だっていうことは明らかになる。
2度離婚しているチッパー・ジョーンズが3度目の結婚をしたかどうかは知らないけど、もしまだ結婚してないなら、前の奥さんの子供にでも会って、キュラメルマキアートでも飲みながら、よーく叱ってもらうといいだろうな(笑)