June 16, 2016
日米通算4257安打を献上してくれたのは、サンディエゴのクローザー、フェルナン・ロドニーだった。そういえば、振り返ってみるとイチローのマイルストーンはけっこうクローザーで彩られている。
フェルナン・ロドニー
2016年6月15日 日米通算4257安打
マリアーノ・リベラ
2009年9月18日 サヨナラ2ランホームラン
記事)2011年10月22日、野球ファンの「視線共有」の楽しみ 例:2009年9月18日のイチローのサヨナラ・2ランホームランを、スタジアムの角度別に楽しむ。 | Damejima's HARDBALL
記事)2011年5月28日、アダム・ケネディのサヨナラタイムリーを生んだマリアーノ・リベラ特有の「リベラ・左打者パターン」配球を読み解きつつ、イチローが初球サヨナラホームランできた理由に至る。 | Damejima's HARDBALL
イム・チャンヨン
2009年3月24日 第2回WBC決勝 2点タイムリー
ホセ・バルベルデ
2012年10月13日 2012ALCS Game 1 9回裏2ランホームラン
記事)2012年11月9日、2012オクトーバー・ブック WS Game 4でフィル・コークが打たれた決勝タイムリーを準備した、イチローの『球速測定後ホームラン』 による『バルベルデ潰し』。 | Damejima's HARDBALL
ここまで挙げた場面ほど華々しくはないが、フェルナン・ロドニーから打ったこんなタイムリーもある。
フェルナン・ロドニー
2013年4月23日 NYY vs TB 満塁で2点タイムリー
2013年4月23日、9回表2死満塁から、イチロー得意の「クローザーの初球打ち」。フェルナンド・ロドニーから決勝2点タイムリーで、ヤンキース連敗ストップ。 | Damejima's HARDBALL
クローザーの「持ち球」は、ラファエル・ソリアーノのような軟投タイプとか、ジョン・フランコのように多彩な変化球を投げる投手は少なくて、たいていの場合は「速球+その投手に特徴的な変化球が1種類」という感じでシンプルな組み立てをする "Two-pitch Closer" が多い。
「そのクローザーに特徴的な変化球」、というと、ビリー・ワグナーや若い頃のフランシスコ・ロドリゲスならスライダー。トレバー・ホフマンはチェンジアップ。マリアーノ・リベラは、当然カットボール。ジェイソン・イズリングハウゼン、クレイグ・キンブレルは、カーブ。
こうやって並べてみると、特徴的で絶対的な変化球をひとつもったタイプのほうがクローザーとして大成している。
とはいえ、たいていのクローザーの持ち球は、昔のジョナサン・パペルボン、上原や藤川、かつてのデイヴィッド・アーズマなどのように、「速球とスプリット」という組み合わせが多い。
ホセ・バルベルデも速球とスプリットを組み合わせるTwo-pitch Closerだったが、いかんせん、スプリットにそれほど威力がないタイプなので、速球だのみになりがちだった。
「クローザーの初球とか2球目のインコースのストレートをフルスイングする」というイチローの戦略のドツボにはまってくれるクローザーは少なくない。この場合、球速が159マイルあろうと関係ないことは、2012年にホセ・バルベルデが証明してくれたのだった。
フェルナン・ロドニー
2016年6月15日 日米通算4257安打
マリアーノ・リベラ
2009年9月18日 サヨナラ2ランホームラン
記事)2011年10月22日、野球ファンの「視線共有」の楽しみ 例:2009年9月18日のイチローのサヨナラ・2ランホームランを、スタジアムの角度別に楽しむ。 | Damejima's HARDBALL
記事)2011年5月28日、アダム・ケネディのサヨナラタイムリーを生んだマリアーノ・リベラ特有の「リベラ・左打者パターン」配球を読み解きつつ、イチローが初球サヨナラホームランできた理由に至る。 | Damejima's HARDBALL
イム・チャンヨン
2009年3月24日 第2回WBC決勝 2点タイムリー
ホセ・バルベルデ
2012年10月13日 2012ALCS Game 1 9回裏2ランホームラン
記事)2012年11月9日、2012オクトーバー・ブック WS Game 4でフィル・コークが打たれた決勝タイムリーを準備した、イチローの『球速測定後ホームラン』 による『バルベルデ潰し』。 | Damejima's HARDBALL
ここまで挙げた場面ほど華々しくはないが、フェルナン・ロドニーから打ったこんなタイムリーもある。
フェルナン・ロドニー
2013年4月23日 NYY vs TB 満塁で2点タイムリー
2013年4月23日、9回表2死満塁から、イチロー得意の「クローザーの初球打ち」。フェルナンド・ロドニーから決勝2点タイムリーで、ヤンキース連敗ストップ。 | Damejima's HARDBALL
クローザーの「持ち球」は、ラファエル・ソリアーノのような軟投タイプとか、ジョン・フランコのように多彩な変化球を投げる投手は少なくて、たいていの場合は「速球+その投手に特徴的な変化球が1種類」という感じでシンプルな組み立てをする "Two-pitch Closer" が多い。
「そのクローザーに特徴的な変化球」、というと、ビリー・ワグナーや若い頃のフランシスコ・ロドリゲスならスライダー。トレバー・ホフマンはチェンジアップ。マリアーノ・リベラは、当然カットボール。ジェイソン・イズリングハウゼン、クレイグ・キンブレルは、カーブ。
こうやって並べてみると、特徴的で絶対的な変化球をひとつもったタイプのほうがクローザーとして大成している。
とはいえ、たいていのクローザーの持ち球は、昔のジョナサン・パペルボン、上原や藤川、かつてのデイヴィッド・アーズマなどのように、「速球とスプリット」という組み合わせが多い。
ホセ・バルベルデも速球とスプリットを組み合わせるTwo-pitch Closerだったが、いかんせん、スプリットにそれほど威力がないタイプなので、速球だのみになりがちだった。
「クローザーの初球とか2球目のインコースのストレートをフルスイングする」というイチローの戦略のドツボにはまってくれるクローザーは少なくない。この場合、球速が159マイルあろうと関係ないことは、2012年にホセ・バルベルデが証明してくれたのだった。