June 10, 2008
2-2の同点で迎えた4回、城島のパスボールのシーンである。パスボールは5月22日のタイガース戦の4回でも記録している。このパスボールでの痛すぎる失点のあと、城島はボストンにずるずると点を与え、終わってみれば11失点。いつものように城島先発マスクの大敗試合である。
最初の2失点にしても、元はといえば最初の2失点も、1回の2アウト三塁、つまりいわゆる2アウト得点圏で、マニーにグリーンモンスターを越える特大の左越えアーチを浴びた失点であって、捕手として責任がないわけもない。
それが、試合後のコメントといえば、1回のホームランについて「ラミレスは本当に我慢強く待っている」なのだから、本人も取り巻きの記者も、脳天気にもほどがある。
馬鹿のひとつ覚えで、早いカウントから振り回すだけの打撃しかできない田舎捕手が、相手の粘り強い打撃をほめてどうするというのだ。打席でほぼ3球目までにほとんど打撃を終えてしまうオマエのような早漏打者こそ、その「我慢強く待つ」という打撃のできない典型的な雑な馬鹿打者だろう?と言いたい。
アメリカの打者というと雑な野球をして、日本の野球は緻密、などと、ワンパターンな思考をもとにしゃべる現実の見えない自称野球ファンがいまだに減らないが、この試合の城島とラミレスを見ればわかる。
何人であろうと、国籍など関係ない。
メジャーでも、日本でも、雑な選手は雑なのだ。
そして、その雑な選手の代表格の一人が城島であって、メジャーに来たからといって、その雑さが直るわけもない。
試合後、イチローがお調子モノの多い自分のチームを評して「雰囲気の差が激しい。結果に(気持ちが)左右されることが多いということ。すぐ調子に乗るし、すぐ自信も失う。その中間が欲しい」と苦言を呈しているが、シアトルの雑な野球を代表する城島は、その気分屋、お調子モノという意味でも代表選手のひとりでもある。
5試合もノーヒットでチームに迷惑をかけているかと思うと、その間は沈黙で、たまに2安打しようものなら、本人もファンも馬鹿騒ぎ。しかし、平たくならせば、結局のところ打率.220の底辺をウロウロしたまま、シーズンの一番重要な時期は終わっている。それが、このお調子モノ捕手の実態である。
http://www.sanspo.com/mlb/score/08/20080607bos_sea.html