March 11, 2009

野村監督が先日の完封負けした韓国戦の失点について口を開いた。その内容はまさにこのブログで試合中に述べた通りのもの。我が意を得たり、である。

2球続けてシュートを放らせ、タイムリーを打たれた城島の責任は重い。
前の記事でも言ったことだが、打者の1巡目で決め球のシュートを見せて打ち取った、ということは、次の打席ではその球種はもう100%は通用しはしない。プロの打者とはそういうものだ。まして2球続けて投げさせるなど意味がない。
岩隈にとってシュートは決め球のひとつだが、こうしたくだらないプロセスで好投手の決め球が壊されていくのでは、投手はたまったものではない。決め球を打たれれば、投手は気分が悪いし、チームに試合の流れが来るはずもない。メジャーの投手たちが城島を信用などしない理由がよくわかる。たまさか打ったヒットくらいで、取り返しなどつかない。
城島のヒットはほんのマグレだが、岩隈のシュートやフォーク、松坂のスライダー、ダルビッシュのスライダー、渡辺のカーブなど、主力投手の決め球の使い方、相手チームへの見せ方は、WBCの結果を左右する大事なファクターだからだ。
決め球を次々に潰していく城島は代表捕手失格である。

ノムさん、侍ジャパンに愛の大ボヤキ
http://www.sanspo.com/baseball/news/090311/bsh0903110503000-n1.htm
四回のタイムリー、あれは城島が悪い」。四回一死一、二塁で迎えた4番・金泰均に、初球のシュートをファウルされたあと、2球目のシュートを打たれ「外のスライダーでも放っておけばよかった。前の打席はシュートで打ち取ってんだから。大ヤマを張られて待ち構えているところにシュートか…」とぼやいた。
(太字は当ブログで添付。記事は3月11日付けだが、野村監督がインタビューに答えたのは10日であるため、表題を10日表記とした)

参考
2009年3月9日、1巡目で手の内を全て晒してしまった城島は4回ランナーを貯められタイムリーを打たれた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/836550.html



damejima at 11:11
野村克也 | WBC

Play Clean
日付表記はすべて
アメリカ現地時間です

Twitterボタン

アドレス短縮 http://bit.ly/
2020TOKYO
think different
 
  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。
Categories
ブログ内検索 by Google
ブログ内検索 by livedoor
記事検索
Thank you for visiting
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

free counters

by Month