July 27, 2009
いま投手陣はどうやら、強い絆でひとつにまとまっている。
やれることは限られていても、やれることがあるうちは、諦める必要なんか、まったくない。頑張ろう。ということだ。
素晴らしい。
プロのアスリートとして、当たり前のこと、といえば、そうだ。
だが、ファンとしてこれを意気に感じないわけにはいくものか。
気持ちがまとまるということがチームスポーツである野球にとって、どれほど達成が意外に難しく、また、チーム躍進の原動力になることか。
ウオッシュバーンが「チームに残りたい」と気持ちを語ったのは今月23日だが、あれから2日たって25日にベダード先発で大敗したゲーム後、ジャクバスカスがウオッシュバーンの言葉を明らかに引き継ぐコメントをしてくれた。
下記に2人の投手の言葉をあげておくので、比べて読んでほしい。2人がcontrollという同じ単語をつかいつつ、ほぼ同じ内容を、それも、似た話の文脈で話しているのがわかってもらえると思う。
2人の投手は言う。
「ぼくら投手だけでできることは本当に限られている。マウンドでボールを投げ続けて頑張ることだけだ。他人のすることを阻止するなんてことは、できはしない。だが、唯一、勝ち続ければ事態は変わる。だからこそ、勝たなければならない。諦めたくはない。」と。
「勝ちたい。勝つことで、自分たちが散り散りバラバラに切り売りされるような事態を防ぎたい」というウオッシュバーン。そして「シーズンをあきらめたくない。チャンスがあるじゃないか。1試合くらいで判断されたくない。」というジャクバスカス。
彼らの切実な思いを、つないでいかなければ。
彼らは、コネ捕手城島の出すサインに首を振るだけではなく、城島そのものを拒絶してみせた。それは、彼らの「充実したシーズンを送りたい。プレーヤー全員で美酒を味わいたい」という切実な願いから出た行為である。
このブログとしても彼らの決断と努力を支えていきたい。
Pitching inefficient in Mariners loss | Mariners.com: News
"We can't control what Anaheim does," Jakubauskas said. "We can't control what Texas does. All we can control is what we do. There's still plenty of season left, and we kind of hit the brakes a little bit right now. We did it earlier in the year and we battled back from that, and I'm pretty sure we're going to do that again."
「アナハイムがすることをコントロールするなんてことは、僕らにはできない」とジャクバスカスは言う。「テキサスがすることも、同じ。僕らにコントロールできることのすべては、自分たちに可能なことだけなんだ。まだシーズンはたっぷりあるし、いまの僕らはちょっとブレーキがかかっただけみたいなもんだよ。シーズンはじめにもそういう事態があったをけど、僕らはそこから立ち直った。もう一度立ち直っていけると、僕は信じている。」
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper
2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。
"We know the only way we can control what's going to happen is at least try to make the decisions hard for Jack. Hopefully, we won't be in a position we're going to be selling the whole team off. I think we're making it hard on him. Let's see what he ends up doing, but we're happy with the way we're playing. We definitely need to come out and start the second half strong to continue the momentum we had at the end of the first half."
「起きる可能性のある事態を防ぐのに僕らがたったひとつできること、といえば、とにかくジャック(=ズレンシックGM)の決断を難しいものにすること(=選手がいいプレーをし続け、チームをそれなりの順位にいさせること:ブログ補足)くらいしかないのはわかっている。うまくいけば、チーム全体を売り飛ばす羽目になる順位にはならないと思うんだ。だって僕らのプレーぶりはズレンシックがそういうこと(=チーム全体のバーゲンセール:ブログ補足)をしにくくさせていると思うからね。どういう成り行きになるかは見てみようと思うけど、僕らはいま、プレーしていてハッピーだ。僕らはとにかく結果を出し力強いスタートを切って、前半戦の最後にあった勢いを後半戦でもキープしなくては。」
やれることは限られていても、やれることがあるうちは、諦める必要なんか、まったくない。頑張ろう。ということだ。
素晴らしい。
プロのアスリートとして、当たり前のこと、といえば、そうだ。
だが、ファンとしてこれを意気に感じないわけにはいくものか。
気持ちがまとまるということがチームスポーツである野球にとって、どれほど達成が意外に難しく、また、チーム躍進の原動力になることか。
ウオッシュバーンが「チームに残りたい」と気持ちを語ったのは今月23日だが、あれから2日たって25日にベダード先発で大敗したゲーム後、ジャクバスカスがウオッシュバーンの言葉を明らかに引き継ぐコメントをしてくれた。
下記に2人の投手の言葉をあげておくので、比べて読んでほしい。2人がcontrollという同じ単語をつかいつつ、ほぼ同じ内容を、それも、似た話の文脈で話しているのがわかってもらえると思う。
2人の投手は言う。
「ぼくら投手だけでできることは本当に限られている。マウンドでボールを投げ続けて頑張ることだけだ。他人のすることを阻止するなんてことは、できはしない。だが、唯一、勝ち続ければ事態は変わる。だからこそ、勝たなければならない。諦めたくはない。」と。
「勝ちたい。勝つことで、自分たちが散り散りバラバラに切り売りされるような事態を防ぎたい」というウオッシュバーン。そして「シーズンをあきらめたくない。チャンスがあるじゃないか。1試合くらいで判断されたくない。」というジャクバスカス。
彼らの切実な思いを、つないでいかなければ。
彼らは、コネ捕手城島の出すサインに首を振るだけではなく、城島そのものを拒絶してみせた。それは、彼らの「充実したシーズンを送りたい。プレーヤー全員で美酒を味わいたい」という切実な願いから出た行為である。
このブログとしても彼らの決断と努力を支えていきたい。
Pitching inefficient in Mariners loss | Mariners.com: News
"We can't control what Anaheim does," Jakubauskas said. "We can't control what Texas does. All we can control is what we do. There's still plenty of season left, and we kind of hit the brakes a little bit right now. We did it earlier in the year and we battled back from that, and I'm pretty sure we're going to do that again."
「アナハイムがすることをコントロールするなんてことは、僕らにはできない」とジャクバスカスは言う。「テキサスがすることも、同じ。僕らにコントロールできることのすべては、自分たちに可能なことだけなんだ。まだシーズンはたっぷりあるし、いまの僕らはちょっとブレーキがかかっただけみたいなもんだよ。シーズンはじめにもそういう事態があったをけど、僕らはそこから立ち直った。もう一度立ち直っていけると、僕は信じている。」
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper
2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。
"We know the only way we can control what's going to happen is at least try to make the decisions hard for Jack. Hopefully, we won't be in a position we're going to be selling the whole team off. I think we're making it hard on him. Let's see what he ends up doing, but we're happy with the way we're playing. We definitely need to come out and start the second half strong to continue the momentum we had at the end of the first half."
「起きる可能性のある事態を防ぐのに僕らがたったひとつできること、といえば、とにかくジャック(=ズレンシックGM)の決断を難しいものにすること(=選手がいいプレーをし続け、チームをそれなりの順位にいさせること:ブログ補足)くらいしかないのはわかっている。うまくいけば、チーム全体を売り飛ばす羽目になる順位にはならないと思うんだ。だって僕らのプレーぶりはズレンシックがそういうこと(=チーム全体のバーゲンセール:ブログ補足)をしにくくさせていると思うからね。どういう成り行きになるかは見てみようと思うけど、僕らはいま、プレーしていてハッピーだ。僕らはとにかく結果を出し力強いスタートを切って、前半戦の最後にあった勢いを後半戦でもキープしなくては。」