July 30, 2009
サイ・ヤング賞投手クリフ・リーがクリーブランドからフィラデルフィアに移籍する直前に、「クリフ・リーが、ビクター・マルチネスとセットで移籍するのでは」なんていう、あまりにも馬鹿げた噂を平然と書いている人を目にした。
シアトルとはなんの関係もない話だが、「城島問題」という「捕手と投手の関係の問題」には大いに関係のある話題ではあるので、ちょっと書いておく。
Phillies land Lee from Tribe | MLB.com: News
クリフ・リーのキャリアスタッツ
Cliff Lee Pitching Statistics and History - Baseball-Reference.com
投手クリフ・リーと捕手ビクター・マルチネスの関係については一度、下の記事に書いたので、多少のデータとリンクはそちらを見ておいてもらいたい。要するに、クリフ・リーは捕手としてはダメ捕手のビクター・マルチネスとのバッテリーを拒否することでサイ・ヤング賞に輝いたのだ。
2009年7月16日、城島は試合序盤、投手オルソン、ジャクバスカスがモーションに入ってもミットを構えず、ゲームのリズムを壊した。(サイ・ヤング投手クリフ・リーがなぜショパックを指名捕手にしたか 解説つき)
そのクリフ・リーが優勝の見込みのないCLEを抜け出すにあたって、ダメ捕手と一緒に移籍?
とんでもない。ありえるわけがない。(笑)
そんなトレード、クリフ・リーが受け入れるはずがない。
だからこそ、クリフ・リーが移籍するとしたら、単独か、誰かと組み合わせになるにしても、ビクター・マルチネスとのセットには絶対にならないと最初から思っていた。案の定、外野手のベン・フランシスコとの組み合わせになった。
まったく、いつになったら「城島問題」はじめ、「捕手と投手の関係の問題」が、ゴリゴリに硬化した旧式の脳の人たちのアタマの奥に浸透するのか、と思う。
やれやれ。
さて、クリフ・リーが移籍する先のキャッチャーは誰なのか。
Carlos Ruiz CERA 4.31
Carlos Ruiz Stats, News, Photos - Philadelphia Phillies - ESPN
WBCのパナマ代表キャッチャーで、打率.230でPHIの正捕手であることからわかるとおり、リード重視の守備型キャッチャーで、ビクター・マルチネスとは対極のタイプの捕手である。クリフ・リーも、カルロス・ルイスならさぞかし安心だろう(笑)
移籍後のクリフ・リーのERAなどのスタッツには、今後も注目していくつもりだ。
ちなみに、カルロス・ルイスのWikiには、「肩にも定評があり2007年は30%を超える盗塁阻止率を記録した。」などと書いてある。彼の今の盗塁阻止率は31.9%、かたやロブ・ジョンソンは30.8%である。
そんな、盗塁阻止率なんていうたいしたことのないスタッツより、2008年のCERA3.84のほうが、よほどカルロス・ルイスを見る上でに重要。だいたいバリテックあたりと同じくらいの数字、なかなか優秀である。
カルロス・ルイスと、クリーブランドの2人のキャッチャーを並べてみると、こうなる。
Carlos Ruiz 4.31
Kelly Shoppach 4.83
Victor Martinez 5.84
もちろんア・リーグとナ・リーグの違いがどう関与するのかわからないし、投手陣の実力も違うわけだから、単純に比較するわけにはいかない。
だが、クリーブランドが真っ先にやるべきトレードは、クリフ・リーを手放すことではなく、ダメ捕手ビクター・マルチネスが売れるうちに一刻も早く見切りをつけて放り出し、どこかのマトモな投手か野手を獲得してくることだったのではないかと思えてならない(笑)
逆に言えば、インディアンスというチームが、「捕手と投手成績の関係の問題」について、関心を十分に払ってこなかった、十分な配慮を怠ってきたことが、サイ・ヤング賞投手が「このチームには先の見込みがない、移籍して、リングを手にしよう」と考えた理由であることは確かだと思う。
ビクター・マルチネスの処遇の誤りで、インディアンスは、ひとりのサイ・ヤング賞投手を失ったわけだが、シアトルにとっても他人事ではない。
ベダードやウオッシュバーンが今期になって「シアトルに残りたい」と言い出した背景には、当然のことながらチーム側から「もう城島とはバッテリーを組まなくてよろしい」とようやくお墨付きが出たということがあるわけで、それはヘルナンデスとの契約についても、当然のことながら、「城島問題」は大きく影響する、という意味になる。
シアトルが、クリフ・リーを失ったクリーブランドと同じ目にあって、ヘルナンデスを失いたくなければ、「城島問題」の処理をさらに強くすすめるべきだ。
シアトルとはなんの関係もない話だが、「城島問題」という「捕手と投手の関係の問題」には大いに関係のある話題ではあるので、ちょっと書いておく。
Phillies land Lee from Tribe | MLB.com: News
クリフ・リーのキャリアスタッツ
Cliff Lee Pitching Statistics and History - Baseball-Reference.com
投手クリフ・リーと捕手ビクター・マルチネスの関係については一度、下の記事に書いたので、多少のデータとリンクはそちらを見ておいてもらいたい。要するに、クリフ・リーは捕手としてはダメ捕手のビクター・マルチネスとのバッテリーを拒否することでサイ・ヤング賞に輝いたのだ。
2009年7月16日、城島は試合序盤、投手オルソン、ジャクバスカスがモーションに入ってもミットを構えず、ゲームのリズムを壊した。(サイ・ヤング投手クリフ・リーがなぜショパックを指名捕手にしたか 解説つき)
そのクリフ・リーが優勝の見込みのないCLEを抜け出すにあたって、ダメ捕手と一緒に移籍?
とんでもない。ありえるわけがない。(笑)
そんなトレード、クリフ・リーが受け入れるはずがない。
だからこそ、クリフ・リーが移籍するとしたら、単独か、誰かと組み合わせになるにしても、ビクター・マルチネスとのセットには絶対にならないと最初から思っていた。案の定、外野手のベン・フランシスコとの組み合わせになった。
まったく、いつになったら「城島問題」はじめ、「捕手と投手の関係の問題」が、ゴリゴリに硬化した旧式の脳の人たちのアタマの奥に浸透するのか、と思う。
やれやれ。
さて、クリフ・リーが移籍する先のキャッチャーは誰なのか。
Carlos Ruiz CERA 4.31
Carlos Ruiz Stats, News, Photos - Philadelphia Phillies - ESPN
WBCのパナマ代表キャッチャーで、打率.230でPHIの正捕手であることからわかるとおり、リード重視の守備型キャッチャーで、ビクター・マルチネスとは対極のタイプの捕手である。クリフ・リーも、カルロス・ルイスならさぞかし安心だろう(笑)
移籍後のクリフ・リーのERAなどのスタッツには、今後も注目していくつもりだ。
ちなみに、カルロス・ルイスのWikiには、「肩にも定評があり2007年は30%を超える盗塁阻止率を記録した。」などと書いてある。彼の今の盗塁阻止率は31.9%、かたやロブ・ジョンソンは30.8%である。
そんな、盗塁阻止率なんていうたいしたことのないスタッツより、2008年のCERA3.84のほうが、よほどカルロス・ルイスを見る上でに重要。だいたいバリテックあたりと同じくらいの数字、なかなか優秀である。
カルロス・ルイスと、クリーブランドの2人のキャッチャーを並べてみると、こうなる。
Carlos Ruiz 4.31
Kelly Shoppach 4.83
Victor Martinez 5.84
もちろんア・リーグとナ・リーグの違いがどう関与するのかわからないし、投手陣の実力も違うわけだから、単純に比較するわけにはいかない。
だが、クリーブランドが真っ先にやるべきトレードは、クリフ・リーを手放すことではなく、ダメ捕手ビクター・マルチネスが売れるうちに一刻も早く見切りをつけて放り出し、どこかのマトモな投手か野手を獲得してくることだったのではないかと思えてならない(笑)
逆に言えば、インディアンスというチームが、「捕手と投手成績の関係の問題」について、関心を十分に払ってこなかった、十分な配慮を怠ってきたことが、サイ・ヤング賞投手が「このチームには先の見込みがない、移籍して、リングを手にしよう」と考えた理由であることは確かだと思う。
ビクター・マルチネスの処遇の誤りで、インディアンスは、ひとりのサイ・ヤング賞投手を失ったわけだが、シアトルにとっても他人事ではない。
ベダードやウオッシュバーンが今期になって「シアトルに残りたい」と言い出した背景には、当然のことながらチーム側から「もう城島とはバッテリーを組まなくてよろしい」とようやくお墨付きが出たということがあるわけで、それはヘルナンデスとの契約についても、当然のことながら、「城島問題」は大きく影響する、という意味になる。
シアトルが、クリフ・リーを失ったクリーブランドと同じ目にあって、ヘルナンデスを失いたくなければ、「城島問題」の処理をさらに強くすすめるべきだ。