「2年連続5月20敗」

2009年5月29日、セットアッパー・ホワイトのケースですら証明された「防御率2点の差」。
2009年5月23日、炸裂する「馬鹿捕手バレバレ配球」、2死から5点を失い大逆転負け。
2009年5月18日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手、15安打3ホーマー3盗塁され、またもや敗戦。月間3勝8敗、他人の貯金を食い潰す。
2009年5月16日、四球がらみなどホームラン3発を浴び、城島先発で5月はすでに3勝7敗。
2009年5月10日、ロブ・ジョンソンはミネソタに合計23LOBを食らわせて7連敗を防ぎ、2008年5月の悪夢再現をかろうじて防いだ。
2008年5月30日、城島はあっさりと「球団史上ワースト正捕手」になった。
「崩壊の5月」。城島マスクの試合で先発投手わずか2勝。この「先発キラー」ぶり。
2008年5月29日、城島の「球団始まって以来、最もダメな正捕手記録」。

May 31, 2009

捕手がロブ・ジョンソンと裏口入学のコネ捕手城島では、先発投手のERAに常に「2点の差」があることは、もう何度も立証してきた。
べダートのケース
ヘルナンデスのケース
ウオッシュバーンのケース

この事実は、ホワイトについて計算しても全く同じ結果になった。ERAという登板の結果面だけでなく、城島がホワイトのマスクをかぶった場合の四球数のあまりの多さなど、登板の内容面にも大きな違いがあることもわかり、コネ捕手城島のダメさ加減をあらためて立証している。

ホワイトの捕手別全成績
ロブ・ジョンソン
9ゲーム 12回1/3 自責点1  ERA 0.73
2安打3四球 ホームランなし

城島 ほぼ全ゲーム四球あり
9ゲーム 12回 自責点4   ERA 3.00
4安打9四球 ホームラン2本

全登板データ
日付・対戦相手・勝敗・スコア・イニング・防御率 捕手
H:ホールド W:Win勝利 @:アウェイ

5月
May 29 @LAA W 5-2 0.2 1.85 ロブ・ジョンソン H
May 27 @OAK W 6-1 1.1 1.90 ロブ・ジョンソン H
May 25 @OAK L 6-1 1.0 2.02 ロブ・ジョンソン 
May 22 SF W 2-1 2.0 2.11 ロブ・ジョンソン W
May 19 LAA L 6-5 1.1 2.33 城島
May 17 BOS W 3-2 1.2 2.50 ロブ・ジョンソン 1四球
May 15 BOS W 5-4 1.0 2.76 城島 1四球 H
May 13 @TEX L 6-5 1.2 2.94 城島 1四球
May 12 @TEX L 7-1 0.1 3.29 城島 1四球
May 9 @MIN L 9-6 1.0 3.38 城島
    2安打1四球1ホームラン 自責点3

May 7 @KC L 3-1 1.0 1.46 ロブ・ジョンソン
    1安打1四球 自責点1
May 4 TEX L 6-5 2.0 0.79 城島 2四球
May 3 OAK W 8-7 1.2 0.96 城島 1四球
May 1 OAK W 8-7 1.1 1.17 城島
    2安打1四球1ホームラン 自責点1


4月
Apr 26 @LAA L 8-0 1.2 0.00 城島 2安打1四球
Apr 22 TB L 9-3 1.2 0.00 ロブ・ジョンソン 1安打1四球
Apr 18 DET L 2-0 1.0 0.00 ロブ・ジョンソン
Apr 16 LAA L 5-1 2.0 0.00 ロブ・ジョンソン

Sean White Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN



damejima at 05:21

May 25, 2009

2年連続5月20敗まで、あと5つだ。大逆転負けで、5月は裏口入学ダメ捕手さん、先発ゲーム4勝11敗。たいしたものだ。(引き分け状態で途中交代させられて、ロブ・ジョンソンの時点で勝った昨日のゲームは当然のことながら、城島の勝ち試合とは呼べない。当然のことだ)
San Francisco vs. Seattle - May 23, 2009 | MLB.com: Gameday

今日は裏口入学の馬鹿捕手さんのホームラン配球パターンと、四球サービスパターンから、ほんの2例だけ紹介してみる。
打たれるカウントや球種は、打者の左右・好きな球種、1巡目・2巡目などの打席数、イニング数など、条件によって多少変わるのだが、わざわざブログでネタをバラす必要もないだろう。

画像を見ただけで意味がわかる人は、このあとを読む必要などない。馬鹿な捕手の負けゲームを笑った後は、ぜひ自分の貴重な時間を有効に使ってほしい。
意味がわからない人は、野球がわからないヒトなので、しかたない。このあとを読んだら、もう二度と向いてない野球など見ないことだ。



タイムリー、ホームラン浴びまくり
炸裂する馬鹿捕手バレバレ配球 1
「外に変化球、内にストレート」→「2球目狙い打ち」


このパターンには「初球変化球→2球目ストレートと、逆の「初球ストレート→2球目変化球の2パターンがあり、狙い打たれるパターンにも打者のクセにもよって、初球、2球目、3球目とバリエーションがある。
どのパターンも、とっくに打たれ済みで死亡済み。打たれるイニングもおおまかに決まっている。(アホウなシアトルファンは、ブルペン投手がダメだのなんだの、わけのわからないことをいつまでも掲示板などに書いて、自分が恥をかいていることも知らないのだから幸せなものだ)
8回のジャイアンツの攻撃(2死から)で、まずウリーベの3点タイムリーのパターンを見たら、5月18日のLAA戦ケンドリックのホームランを見比べるといい。この「2球目狙い打ち」では右打者であることもひとつのポイントではある。

2死からモリーナにシングルを打たれたパターンは、いつもの「内にはストレート、外には変化球」という馬鹿捕手バレバレ配球。ベンチからモリーナがヒットを打つ配球を見て、2死満塁になって打席に入ったウリーベは、「2球目狙い打ち」で3点タイムリーを打つことができた。
この「前の打順の、同じ右なら右打ちの打者を見てから打席に入って長打をかますパターン」は、5月18日のLAA戦で、ホームランを打ったリベラへの配球パターンを見てから打席に入ってホームランを打ったモラレスと全く同じでもある。

2009年5月23日 モリーナのシングル2死走者なし
右打者モリーナのシングルヒット

初球 外のスライダー
2球目 インコースにストレート

このあとシングル、四球と後続がつないで、2死満塁。

2009年5月23日 ウリーベの3点タイムリーゲームを決めた
右打者ウリーベの
3点タイムリー



初球 外のスライダー
2球目 インコースにストレート
→走者一掃ツーベース

この「アウトコースに変化球、直後に、インコースにストレート」(ときに逆に使うこともあるが)という組み立ては、シアトルのゲームのどこかで見たことがある、どころではないはずだ。
タイムリーとなる長打やホームランを浴びる場面をもう何度も何度も繰り返し指摘してきている。5月18日のLAA戦のケンドリックの例を挙げれば十分だろう。

比較例 5月18日のLAA戦
8回ケンドリックのソロホームラン

2009年5月21日、ベダード登板ゲームでロブ・ジョンソンと、フルカウントだらけの城島では、先発投手に対するCERAに「2点の差」があることが完全に証明された。(ベダード版「2点の差」計算つき)

2009年5月21日 LAA8回 ケンドリック ソロホームラン2009年5月21日 LAA8回
ケンドリック ソロホームラン

初球 外のチェンジアップ
2球目 インサイドのストレート
(ホームラン)

→0−3で負け




ホームラン浴びまくり、四球しまくり
炸裂する馬鹿捕手バレバレ配球 2
「ストレート、チェンジアップの交互配球」
→「四球サービスしまくり」「ホームラン、タイムリー」


さて2つめのパターンだ。
わかる人にはもうわかっていることだろう。気がつかなかったヒトは馬鹿なのでもうメジャーは見ないことだ。
このブログで「チェンジアップ押し付け問題」という造語で問題にしているこの馬鹿捕手のチェンジアップの使い方での、数ある問題点のひとつがこれだ。
最近のゲームではあまりにこのパターンが数多く用いられるので、あえて画像など作る手間をかけてまで説明する必要を感じない。1ゲームあたり、7打席や8打席は例を探すことなど、毎日のようにできる。自分で探せばいい。

裏口入学のダメ捕手さんは、打者にカウント2−2とかになって粘られると、すぐにこの「チェンジアップ→ストレート→チェンジアップ→ストレート」とバレバレ配球するクセがある。(逆のストレート→チェンジアップ→ストレート→チェンジアップ、というパターンもないではない)
このパターンでは主に「チェンジアップを狙い打ち」されていて、ホームランは打たれるわ、四球は連発するわで、大量失点の元凶のひとつになっている。
もちろんこのパターンと、先に挙げておいた「内にはストレート、外には変化球」が根底で共通点があることはいうまでもない。なんの機転も利かないダメ捕手の単調で平凡な粗悪品リードだから、共通点だらけである。共通点さえわかれば、パターン分析すら必要なくなる。
このパターン性を見破っている打者としては、LAAでいうならアブレイユ、ハンター、リベラあたり。今後とも彼らには痛打されまくることだろう。
とっさにモノを考えたり、ヒネリを加えたり、柔軟に対応したりできないクセに、やたらと複雑なことをしようとして失敗ばかりして、シンプルさが全くない。
可哀想な脳だ。「城島ノート」?(笑)野村氏のパクリを突然言い出した馬鹿捕手と提灯持ちライターのオツムにはお笑いのネタしか書いてないようだ。

今日のSF戦ルイスのダメ押し2ラン

2009年5月23日 ルイスの2ランカウントが悪くなるとストレートとチェンジアップを交互に続けるダメ捕手得意の得意パターンのあと、チェンジアップをホームラン

比較例 5月18日LAA戦6回
試合を決めたモラレスの2ラン

インコースのストレートに、打者が反応を見せてファウル。外のチェンジアップを見逃され、3球目に、最初に手を出してきているインコースのストレートをわざわざ配球してホームランされてゲームを落としたという、なんとも馬鹿馬鹿しいパターン。

2009年5月18日 6回LAAモラレス2ラン初球 内の4シーム(ファウル)
2球目 外のチェンジアップ(見送り)
3球目 内の4シーム(ホームラン)



damejima at 02:17

May 19, 2009

またもやコネ捕手先発で大量失点。
15安打3ホーマーを打たれ、5四球、10失点。盗塁を3つも決められ(アブレイユ、ハンター、アイバー)、打っては6回の無死2塁、8回の1死1,2塁、2つの得点圏で凡退。強肩もへったくれもない。
今シーズンのランナーズ・オン打率も、2007年同様に酷い。
1塁 16打数3安打 .188 OPS.625 四球なし
2塁 7打数1安打 .143 OPS.429 四球なし

スポンサーから出してもらったカネでメジャーのゲームに裏口入学で出させてもらえている立場で、しかも、本来なら他人のものであるポジションを横から奪っておいて、さらには、他人のつくった貯金まで食い潰すとは。よく恥ずかしくないもんだ。

ワークビザ取得にうるさい国、例えば英国のプロスポーツなら、こういう実力以外の部分で自国プレーヤーのポジションを侵害する行為は絶対にありえない。欧米でのタブーのひとつみたいなもんだが、どうせコネジマや提灯持ちライターには意味すらわからない。オールスター? ゴールドグラブ? ありえるわけがない。
5月この裏口入学捕手が復帰してからの失点を並べてみせようか。

7 7 6 9 11 9 7 6 5 5 10

どうだ。
5月11ゲームで、82失点だ。さすが裏口入学は違う。1試合平均 7.45失点、ときた。(笑)
これ見て理屈こねる馬鹿は思考能力ゼロだからもう相手しない。

なになに全ゲームで8点以上とって勝てってか?(笑)これで勝てる打線なんか、あるわけない。

コネジマ。おまえ、な。すべての打席、ホームラン打って責任とれ。いや、マジに。
馬鹿もほどほどにな。

LA Angels vs. Seattle - May 18, 2009 | MLB.com: Gameday

5月に入ってこんな欠陥品を押し付けられだしたウオッシュバーンの防御率は急降下するばかりになった。かわいそうなもんだ。防御率が4点台になるのも時間の問題だろうが、本人の弱気な性格もいけない。

2008年4月にもあれだけ専属捕手にするとか主張していたのに、コネ島を押し付けてくる勢力に負け、負けてばかりいたウオッシュバーンも、今シーズンの4月はロブ・ジョンソンにばかり捕手をまかせていたのを見て、さすがに2009年こそは懲りたのかとばかり思っていたのだが、城島ともバッテリーを組めと、どこぞのオーナーサイドから圧力でもあるのか、5月に入ってから2度も城島と組みはじめて、ウオッシュバーンの防御率もチームの勝率も暴落する一方だ。

ウオッシュバーンよ。
いいかげんに、その、ヒトのいい性格を改めたほうがいい。

誰に頼まれようと、誰から圧力がかかろうと。
断固、城島とのバッテリーを拒否すべきだ。
まったく、君自身のためにも、チームのためにもなってない。

断固、拒否だ。


2009年5月18日 LAAモラレス2ラン

LA Angels vs. Seattle - May 18, 2009 | MLB.com: Gameday
上は試合の大勢を動かしたモラレスのホームランの場面である。

しかし。それにしても、なによ、このホームラン配球は(笑)
馬鹿なの? ねぇ、馬鹿なの? 九州のイモ男。

初球、インコースの4シーム。
モラレス、ふってきてファウル。

2球目、外のボール球の「チェンジアップ」。打者は振ってこない。釣られてない。
ああ・・・ほんとに、腹が痛いわね(笑)コネジマさん。打者の目を「そらしたつもり」?(笑)声出して笑う。
外の、チェンジアップ、ときたよ(笑)まーた2009年大流行のチェンジアップ病(笑)見せ球の「つもり」のコネジマ(笑)インコースを使う布石の「つもり」(笑)場末の芸人のすべりまくりのギャグかよ。

そこで、運命の3球目。まーたインコースに「打者の待ちかまえていた4シーム」。
初球から打者が振ってきてて「最初から待ち構えていたコースと球種」に、ぴったり同じ「振ってきたコース、振ってきた球種を、サービス」(笑)ホームラン・サービス(笑)

そのコースをモラレスは初球から待ってるんだっつーの(爆笑) 
馬鹿か、イモ男。

で。ホームラン。
もはや、これ「チェンジアップ病」。自分のリードに酔いまくりの、馬鹿リード。小手先リード。

ここからは、おまけ。

2009年5月18日LAAモラレス2本目のホームラン8回モラレスの
2本目のホームラン

アウトコースにタイミングあわず、2つ空振りしてくれて、追い込んだ。ところが、ここで城島は調子こいた。
既にホームランを打たれているインコースに、既にホームランを打たれている4シーム。そして、また、ホームラン(笑)
笑えるだろう?同じ球を打たれたんだぜ?(笑)

2009年5月18日 5回LAAリベラのホームラン5回リベラのホームラン
6回モラレスの1本目と、配球をよく見比べるべし。共通点みつけるのは簡単。「アウトコースにチェンジアップを見せて、直後にインコースのまっすぐ勝負」。簡単だろ?(笑)
問題はリベラもモラレス同様。チェンジアップには反応していない。反応してないのにインコースにストレート。で、ホームラン。(笑)

もう一度言う。モラレスもリベラもチェンジアップになど反応していない。なのに、攻めを最初に決めている馬鹿は切り変えない。打者を見ず自分のノートしか見てない馬鹿(笑)つまり付け焼刃、ひとさまのパクリ、ということ。
ちなみに、モラレスはリベラの直後の打順。つまり、前の打順のリベラへの配球を見ていれば、モラレスは余裕で打席に立てるわけ。この関係はアブレイユとハンターの関係ですでに一度書いた。
当時から予感があったが、まず間違いない。4月26日のLAA戦のサインはベンチから城島が出していたはず。4月26日のLAA戦のリード癖が、今日のゲームでそっくりそのまま出てきているからだ。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。


馬鹿すぎて、話にならない。
特にモラレスの2本のホームラン。
本来なら分析すら必要ない。


監督ワカマツは、とっくにハーシュハイザーの金言を引用して、城島にこう忠告してる。
"Orel used to say, 'Give them the pitch they are looking for, but put it in a place they can't hit it."
「オーレル(=ハーシュハイザー)はよく言ってたもんさ。『打者には欲しがってる球をくれてやれ。ただし、彼らがそれをヒットにすることができない場所に投げておけ』とね」

でもね。ワカマツさん。
城島にそれ言っても無理。意味が理解できないから。

ハーシュハイザーの言葉の意味がわからないヤツは、これを読め。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.
2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。




damejima at 15:58

May 17, 2009

昨日のBOS第1戦はイチローの2本のホームランのおかげで勝てただけ、ということは誰にだってわかる話。本来なら負けていたことだろう。このチームは客寄せのグリフィーのチームなどではなく、イチローのチームなのだ。


5月にコネ捕手城島は、5月に復帰してきてから、すでに3勝7敗。
チームは月間20敗まで、あと9つ。
対ボストン戦の打率は、たった.111しかない。

コネだけで2009シーズン以降の正捕手を買ってもらったコネ捕手は、シアトルの正捕手ではいままで誰もやっていない、記念すべき、2シーズン連続5月度20敗まで、あと9に迫った。


このところ多忙なので、多少更新が遅れている。
このあいだのゲームを含めて、詳細な記事はあとでまとめる。

Boston vs. Seattle - May 16, 2009 | MLB.com: Gameday

2009 Mariners Schedule | Mariners.com: Schedule

Kenji Johjima Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

MLB Baseball Fielding Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN



damejima at 14:57

May 12, 2009

2008シーズンにシアトルは年間100敗しているわけだが、この惨憺たるシーズンの行く末を決定づけたのは、月間20敗を記録した「崩壊の5月」である。
2008年5月の月間勝敗(公式サイト)

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2008年9月24日、12連敗を経て城島はシーズン100敗捕手となった。

いま見ても酷いものだ。月間7勝20敗。4連敗、5連敗、7連敗がそれぞれ1度ずつ記録されている。
このうち城島がマスクをかぶった試合は20試合で5勝15敗、勝率わずか.250しかない。
城島先発ゲーム+後で述べるクリーブランド戦、これだけでシアトルは月に10もの借金を作った。


以前一度記事にしたことがあるが、月間20敗という記録は、馬鹿みたいに負け続けるシアトルでさえ、そう滅多にある記録ではない。
月間20敗以上の記録は過去、記録の古い順に、1977年8月(6勝22敗)、1978年9月(7勝21敗) 、1980年8月(8勝21敗)、1983年6月(8勝20敗)、1989年8月(9勝20敗)、1992年9月(6勝20敗)、そして2008年5月(7勝20敗)と、計7回記録されているが、2008年以外の記録は全てが8月か9月、つまりポストシーズンの行方が決まってしまい消化試合+若手育成期間になった秋の記録ばかりであって、2008年のように、まだシーズン当初の5月に月間20敗などという記録を作った正捕手は球団史上、城島が初めてなのである。
An historically bad month avoided, barely
http://blog.seattlepi.com/baseball/archives/139946.asp

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2008年5月29日、城島の「球団始まって以来、最もダメな正捕手記録」。

この月を象徴するゲームのひとつが、先発バティスタ捕手クレメントのバッテリーで始まった2008年5月1日のアウェイのクリーブランド戦だろう。バティスタが7回を自責点1に抑えてマウンドを譲った。にもかかわらず、打線が打てない。9回表にイチローのヒットなどでなんとか延長にもちこんで、10回表には、なんと打てないシアトルの代表格セクソンのソロが飛び出して1点勝ち越した。
だが、問題はここからだった。よせばいいのにクレメントに代走を出した関係で、10回11回と城島がマスクをかぶった。
結果は悲惨なものだった。それぞれのイニングで1点ずつ失って、最後は11回裏の満塁からサヨナラ負け。脱力するしかないゲーム展開である。
ちなみにこの2008年5月開始時点クリーブランド戦での城島の打率は.175。5月終了時点でも.228と、ミリオネラーにふさわしい、素晴らしい数字が残っている。
Seattle vs. Cleveland - May 1, 2008 | MLB.com: Gameday
城島の2008年5月時点の打撃成績 − ESPN
http://sports.espn.go.com/mlb/players/gamelog?playerId=6458&year=2008


この2009年5月を、昨シーズンの「崩壊の5月」と比べてみてもらおう。

5月10日までの10試合、3勝7敗。勝率.300しかない。
もし仮に、5月10日のロブ・ジョンソン先発ゲームを落としていたらどうなっていたか?

2勝8敗、勝率.200。

そう。
あの悪夢のような2008年5月の勝率.259すら越える悪い勝率が待ち受けていたのである。10日のゲームの勝利がどれだけの意味をもっていたか、わかるだろう。よくある、ただのデーゲームではなかったのである。


ここまでのロブ・ジョンソンと城島の先発試合の失点を並べてみる。

ロブ・ジョンソン 3 7 3 3     
計16点 ゲーム平均 4点
城島       7 7 6 9 11 9 
計49点 ゲーム平均 8.17点
Rob Johnson 出場ゲームリスト - ESPN
Kenji Johjima 出場ゲームリスト - ESPN

防御率の計算すら必要ない。ひと目見ればわかる。


ロブ・ジョンソンがいくら失点を抑えようと、イチローが必死にヒットを生み出そうと、毎試合、懲りもせずに8点もの大量失点してくれる頼もしい城島がいるかぎり、シアトルの2009年5月はおそらく2008年5月と肩を並べるか、もしかすると、2008年を越える、史上初の素晴らしい「新・大崩壊の5月」になるに違いない。

今月は残り19試合。
復活してきたLAAとの7ゲームはじめ、BOSなど強豪とのゲームが続く。3勝7敗の現在、5月残り19ゲームを6勝13敗以下なら、城島は球団史上初の記念すべき金字塔「2年連続5月度月間20敗以上」が待ち、さらには「2年連続100敗」の記録も見えてくることだろう。


登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン




damejima at 12:49

May 31, 2008

今日のタイガース戦の初回の7失点からの敗北で、城島は、シアトルマリナーズ始まって以来の「ワースト正捕手」の座を不動のものにした。シーズンが始まってわずか2ヶ月目、チーム始まって以来の、「5月、月間20敗」の記録達成である。
この不名誉な記録を打ち立てた正捕手城島は今月、先発マスクをかぶって4勝14敗というのだから、呆れ果てる。ボストン第3戦でベダード=バークのバッテリーによって得られた今シーズン初めての完封劇の、チーム上向きの空気も、あっさりと帳消しにしてしまった。
思い出せば、10点差負けを連続して喫するような「崩壊の5月」を決定づけたのは、この前の対デトロイト3連戦の初戦であり、この試合で湿っていたデトロイト打線にいらぬ火をつけるような真似をしたのも、もちろん、このダメ捕手だ。

打撃のほうも酷いものだ。あいかわらずの.220台で、最後のバッターとして登場して、ボール球をいとも簡単に振り回して、三振。こんな選手は、早くマイナーに落とせとはいわない。日本に送り返すべきだ。
野球のイニングは1試合に9回しかない。そのうち、城島を含む下位打線に打順のまわる3イニング、つまり試合の3分の1は得点の匂いすらしない。なにをしにこの選手はアメリカにしがみついているのだろう。

damejima at 14:15

May 30, 2008

「崩壊の5月」城島マスクの試合結果

5月の対戦相手は東地区首位のボストンを除いて、全て地区最下位か、ブービーのチームのみ。そのチャンスだったはずの5月だが、あと2試合を残して、城島マスクの日は4勝13敗、勝率.235。城島は先発投手陣そのものを崩壊させ、チームに球団創設以来初となる「5月20敗」という悪しき記録をもたす可能性がでてきた。
先発投手に限ると、2勝11敗。
まさに「先発キラー」。それが城島である。

NYY 1-6 ●ヘルナンデス、ベク
NYY 2-8 ●シルバ、ローランドスミス、ロー、モロー、ローズ
TEX 7-3 ○ウオッシュバーン、グリーン、プッツ
TEX 1-10 ●バティスタ、ベク、ローランドスミス、ロー
TEX 0-5 ●ヘルナンデス、ローランドスミス、ロー
CWS 4-8 ●ウオッシュバーン、ベク、ロー、グリーン、ローランドスミス
CWS 6-3 ○バティスタ、ローズ、グリーン、モロー、プッツ
TEX 12-13 ビダード、ベク、ローランドスミス、ロー、ローズ、●モロー
TEX 2-5 ●ヘルナンデス、ローランドスミス、グリーン
SD 4-6 ●バティスタ、ローランドスミス、ロー、ローズ、モロー
SD 3-2 ヘルナンデス、グリーン、○ローズ、プッツ
DET 8-12 ●シルバ、ベク、ロー、ローランドスミス
DET 2-9 ●バティスタ、ディッキー、グリーン、モロー、プッツ
NYY 6-12 ●シルバ、ローズ、モロー、ローランドスミス
NYY 5-6 ウオッシュバーン、グリーン、ローズ、●プッツ
BOS 3-5 ●ヘルナンデス、ローランドスミス
BOS 4-3 バティスタ、ローランドスミス、モロー、○プッツ

damejima at 13:12
ボストン戦の連勝で日本のファンにはあいもかわらないのんびりムードが漂っている。だが、もちろん地元のメディアには、打率.220程度の城島がたまたま何試合かぶりにヒットを打っただけで鬼の首をとったかのように、意味もなく喜ぶ馬鹿な空気はない。
それどころか、この5月にはまだ試合があり、7勝19敗の今はまだ「月間20敗」という、球団始まって以来の不名誉な記録がかかっているからである。
下記の記事によると、この記録は過去1992年9月(6勝20敗), 1989年8月(9勝20敗), 1983年6月(8勝20敗), 1980年8月(8勝21敗), 1978年9月(7勝21敗) 、そして歴史上最悪の月間記録である1977年8月(6勝22敗)と、6回記録されている。

しかし、だ。
みてもらえばわかるように、過去の記録は大半が8月から9月の、ポストシーズン前の記録である。つまり、ポストシーズンの行方が決まって気が抜けてからの記録であって、過去のシアトルの歴史に「5月に20敗した」という記録はないのである。

つまり、城島は「最も早い季節に月間20敗を招いた球団初の正捕手」という称号を得るかもしれない、ということなのだ。

2008年5月 スタメン捕手別 勝敗
城島     4勝13敗
バーク    2勝4敗
クレメント  1勝2敗


http://blog.seattlepi.nwsource.com/baseball/archives/139946.asp
Posted by John Hickey at May 29, 2008 1:24 p.m.

How badly did the Mariners need those last two wins against Boston?

Well, by taking those games Tuesday and Wednesday against the Red Sox, Seattle is 7-19 for May with two games to play.

No matter what happens in the last two games of May against the Tigers Friday and Saturday, Seattle can't finish with the worst calendar month record in club history.

That record, dating back to the franchise's first season, was a 6-22 August.

This doesn't get the Mariners off the hook -- the May record already includes more losses than any May in club history.

For the record, the last 20-loss month for Seattle at any point was in June of 1998 (8-20).

Other 20-loss months for the franchise include September of 1992 (6-20), August of 1989 (9-20), June of 1983 (8-20), August of 1980 (8-21), September of 1978 (7-21) and the all-time worst month, August of 1977, the franchise's first season, when the summer doldrums led to a 6-22 record.


damejima at 10:51

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